文化財デジタルイメージギャラリーの新設
文化財デジタルイメージギャラリー
2010年4月、当研究所のホームページに文化財デジタルイメージギャラリーを新設しました。
現在、そのコンテンツには「赤外線の眼で見る《昔語り》」「菊花に覆われた未完の武者絵」「国宝彦根屏風の共同調査」が掲載されております。
「赤外線の眼で見る《昔語り》」では、1945年の空襲によって焼失した黒田清輝筆《昔語り》に関し、わずかに残った油彩による下絵を対象に、近赤外線撮影などの調査を行った結果を公表しています。
また「菊花に覆われた未完の武者絵」では、ポーラ美術館の協力を得て、同館が所蔵する黒田清輝作品3点(「野辺」、「菊」、「赤小豆の簸分」)に関する光学的調査の研究成果を公表しています。
そして「国宝彦根屏風の共同調査」では2006年度から2007年度までの間、彦根屏風が修理されるのに伴い、彦根城博物館と東京文化財研究所が実施した共同研究調査の成果の一部をご紹介します。
今後、「古写真 名古屋城本丸御殿」などが掲載される予定です。