X線フィルムデータベースの公開

X線フィルムデータベースの画面(デジタル画像は資料閲覧室でのみ閲覧可能)

 東京文化財研究所では、国内でも早くから科学的手法を用いた文化財の調査研究に取り組んでまいりました。昭和20年代にはすでにX線による文化財の撮影を行っており、長年の成果として膨大なX線フィルムを蓄積しています。その一部はすでに『東京国立文化財研究所所蔵 X線フィルム目録』として公刊しており、「東京文化財研究所機関リポジトリ」ではPDFを公開しています(https://tobunken.repo.nii.ac.jp/)。しかし、当研究所はこの『目録』以外にも多くのX線フィルムを所蔵しており、この度「X線フィルムデータベース」としてウェブサイト上で一覧を公開し、併せて資料閲覧室ではデジタル画像の閲覧が可能となりました(https://www.tobunken.go.jp/materials/xray_pic)。今回公開された約4,150点のフィルムには、仏教彫刻や仏教絵画、工芸、近代洋画といった幅広い作品が含まれており、さまざまな研究に資する貴重な画像と言えます。今後も随時データを追加していきますので、どうぞご活用ください。

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