東京国立博物館における在外日本古美術品保存修復協力事業の成果展示

展示の樣子

 在外日本古美術品保存修復協力事業の成果の公開を兼ねて、5月11日(火)から23日(日)まで、東京国立博物館の平成館1階企画展示室において「特集陳列 海外の日本美術品の修復」と題し、日本へ里帰りさせて、国内の工房において平成21年度末に修復が完了した作品の展示公開を行いました。
 今回、展示を行った作品は、アシュモリアン美術館(イギリス)所蔵の歌舞放下芸観覧図屏風、ケルン東洋美術館(ドイツ)所蔵の和歌浦蒔絵将棋盤、市立ヴェルケ・メディジチ博物館(チェコ)所蔵の近江八景蒔絵香棚の3件です。この展示は毎年この時期に東京国立博物館の平成館において行っています。この展示を続けてゆくことで、少しでも多くの人に当研究所の国際協力事業の一端を知っていただくことができればと考えています。

to page top