松島健旧蔵資料の寄贈と公開

感謝状贈呈の様子
資料の一部

 東京国立文化財研究所の文化財情報資料部長を務めた故・松島健氏(1944〜1998)の旧蔵資料を、この度、氏の義弟に当たる河合正朝氏(慶應義塾大学名誉教授)からご寄贈いただき、併せて資料の一部の公開を開始しました。長らく文化庁で文化財行政に携わり、生涯に亘って日本彫刻史の研究に取り組んだ松島氏の資料群には、全国各地の仏教彫刻の作品調書や写真、修理報告書等、極めて貴重な資料が含まれています。すでに平成27(2015)年から一部の資料が研究所に寄託されており、少しずつ整理を進めてきましたが、令和5(2023)年9月に全ての資料が寄贈されることとなり、10月2日には河合氏へ感謝状が贈呈されました。併せて、整理が済んだ資料の目録をウェブサイトで公開し、資料閲覧室での利用が可能となりました(https://www.tobunken.go.jp/materials/matsushima) 。その他の資料も整理を進め、随時公開していく予定です。ぜひご活用ください。

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