田中一松資料の寄贈

 1952年から65年まで当研究所所長をつとめた美術史家田中一松(1895-1983)氏の調書、収集写真等の資料が、ご遺族である田中一水氏および出光美術館さまから3月に寄贈されました。田中氏は戦前から多数の美術品を調査し、自らその記録画を付した丹念な調書を残されています。中には先の大戦中に失われた作品の調書もあり、大変貴重な資料です。これらの資料は田中氏逝去の後、ゆかりのあった出光美術館に保管されていましたが、このたび、より広い公開・活用のために、と当研究所にいただくことになりました。今後は、当研究所の所蔵資料と同様に整理・公開していく方針です。

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