研究所の業務の一部をご紹介します。各年度の活動を網羅的に記載する『年報』や、研究所の組織や年次計画にもとづいた研究活動を視覚的にわかりやすくお知らせする『概要』、そしてさまざまな研究活動と関連するニュースの中から、速報性と公共性の高い情報を記事にしてお知らせする『TOBUNKEN NEWS (東文研ニュース)』と合わせてご覧いだければ幸いです。なおタイトルの下線は、それぞれの部のイメージカラーを表しています。

東京文化財研究所 保存科学研究センター
文化財情報資料部 文化遺産国際協力センター
無形文化遺産部


11月施設見学(3)

化学実験室での説明(11月21日)

 三菱重工業株式会社 長崎造船所 史料館・館長 横川 清氏
 11月21日、三菱重工業株式会社 長崎造船所史料館の所蔵品「あるぜんちな丸一等食堂 漆棚」の修復を東京文化財研究所に委託するに当たって、修復作業を行う実験室・アトリエを見学するため来訪。保存修復科学センター修復実験室及び化学実験室並びに文化遺産国際協力センター修復アトリエを見学し、各担当者が業務内容について説明を行いました。

11月施設見学(4)

修復アトリエでの説明(11月25日)

 モンゴル国際遊牧文明研究所国際プロジェクト・コーディネーター教授A.オチル氏
 大谷大学文学部教授 松川節氏
 11月25日、近年モンゴル国で発現した白樺樹皮文書についての意見交換と、日本における紙文書の保存修復の現状視察のため来訪。保存修復科学センター修復実験室及び生物科学研究室並びに文化遺産国際協力センター修復アトリエを見学し、各担当者が業務内容について説明を行いました。

9月施設見学

実演記録室での説明(9月16日)

 台東区立御徒町台東中学校 計6名
 9月16日、職場訪問学習の一環として来訪。無形文化遺産部実演記録室を見学し、担当者が説明及び質疑応答を行いました。

8月施設見学

X線撮影室での説明(8月3日)

 韓国国立慶州博物館 辛龍飛氏ほか 計2名
 8月3日、文化財の保存修復作業等の見学のため来訪。企画情報部資料閲覧室、無形文化遺産部実演記録室、保存修復科学センター第一修復実験室及びX線撮影室、文化遺産国際協力センター修復アトリエにおいて、各担当者が業務内容について説明を行いました。

寄贈品の受入れ

左からラーソン・ジュール・ニッポン株式会社松田様、石崎副所長、大河原代表取締役、木川生物化学研究室長、亀井所長、六川研究支援推進部長

 ラーソン・ジュール・ニッポン株式会社から、東京文化財研究所における東日本大震災による被災文化財の救済の研究の支援を目的として、富士インパルス株式会社製の真空脱気シーラー「V-402」4台のご寄贈のお申し出がありました。
 ご寄贈いただいた物品は、東北地方太平洋沖地震による津波の被害を受け、海水で濡れた書籍や文書を修復するためのもので、早速、東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援事業(文化財レスキュー事業)に活用させていただいております。また、8月3日、ラーソン・ジュール・ニッポン株式会社大河原泰介代表取締役に東京文化財研究所へご来所いただき、今回ご寄贈いただいたことに対して、亀井所長から感謝状を贈呈しました。
 当研究所の事業にご理解を賜りご寄贈をいただいたことは、当研究所にとって大変有難いことであり、今後も研究所の事業に役立てたいと思っております。

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