文化財データベースにおけるWordPressの利用について―WordCamp Osaka 2018への参加
発表の様子
東京文化財研究所では、平成26(2014)年にWebコンテンツの管理システムであるWordPressを利用し、文化財情報データベースを大幅にリニューアルいたしました。WordPressは、現在、世界中のWebサイトの約30%で利用されているオープンソースのシステムです。その公式のイベントであるWordCampは、昨年度だけで48の国と地域で128回開催されました。この度、平成30(2018)年6月2日に大阪で開催されたWordCamp Osaka 2018(https://2018.osaka.wordcamp.org/)にて「WordPressで作る文化財情報データベース」と題し、小山田智寛、二神葉子、三島大暉の三名による共同発表を行い、文化財情報データベースとしてWordPressを利用するためのカスタマイズや運用について報告いたしました。発表後、地方自治体や研究機関のシステムを手掛ける方々から、多くの質問をいただき、活発な情報交換を行いました。
研究所の業務は一つ一つが他に類例のない特異なものです。そのため、その成果を蓄積し、発信する情報システムにも、独自性が求められます。今後は、研究成果だけでなく、情報システムの開発や運用で蓄積した知見についても積極的に公開して参ります。