明治大正期書画家番付データベースの公開

「明治大正期書画家番付データベース」一覧ページ
「書画家人名データベース」の「黒田清輝」のページ。画面下部に関連画像が表示される。

 このたび、当研究所では明治大正期に刊行された書画家番付61点のデータベース(http://www.tobunken.go.jp/
materials/banduke)を公開いたしました。このデータベースは、美術史家、青木茂氏のコレクションを元に、特定研究江戸のモノづくり(計画研究A03「日本近代の造形分野における「もの」と「わざ」の分類の変遷に関する調査研究」)の成果として平成16(2004)年に作成された、専用アプリケーションのためのデータベースを再構成したものです。
 再構成にあたっては、特定のアプリケーションに依存しないよう、汎用的な技術を用い、さまざまな機器から利用できるよう注意しました。さらに、細部の判読性を考慮し、高解像度での再撮影を行いました。
 また、当初より人名と分類がデータ化されていることを活かし、人名を中心としたデータベース(http://www.tobunken.go.jp/
materials/banduke_name)を新たに作成し、当研究所所蔵の画像資料へリンクいたしました。番付は単体では人名のリストにすぎませんが、その周辺に多くの存在を予感させます。リンクされた画像資料からその一端を感じていただければ幸いです。
 最後になりますが、青木茂氏をはじめ当初のデータベース作成に関わられた方々、そして現在の本資料の所蔵館である神奈川県立近代美術館および同館学芸員の長門佐季氏に感謝申し上げます。

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