平成18年度自己点検評価

 文化財研究所は、中期計画や年度計画に基づいて、自己点検評価を適切に実施し、その結果を法人運営の改善に反映させています。過日、平成18年度の自己点検評価を終え、目下、その報告書を印刷中です。
 18年度の研究・事業件数は、業務運営の効率化1件、東京文化財研究所関連40件、奈良文化財研究所関連48件、計89件でした。今期の中期計画では、17年度までのそれを点検し直し、整理、統合しましたので、かなり件数が少なくなっています。例年通り、3月から4月にかけて、各部局が業務実績書と自己点検評価調書を作成し、5月17、24日に外部評価委員から評価と意見をいただきました。今期からは、奈良と東京の各部局が、外部評価委員にすべての事業を報告する形式に改め、かつ、事業毎の評価ではなく、あらかじめ設定した評価項目に沿って、研究所の活動の総体を総合的に評価していただくことにしました。後日、外部評価委員の評価と意見を参照しつつ、自己点検評価をまとめました結果、すべての事業が順調に進行し、目標通りの実績を上げたことを確認しました。今後の課題として、外部資金の積極的な導入、大型研究機器の更新や施設の改善への取り組みなどが必要であることがわかりました。
 自己点検評価の結果は、文部科学省独立行政法人評価委員会文化分科会国立文化財機構部会が行う「独立行政法人文化財研究所の平成18年度に係る業務の実績に関する評価」のための調書作成にも活用されました。

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