フランス・歴史記念物研究所との研究交流

フランス 歴史記念物研究所 (LRMH)

 フランスのラスコー洞窟の保存を手がけているフランス歴史記念物研究所(LRMH)の招きにより、2009年3月16日~20日、LRMHを訪ね、記念物等の生物劣化対策について研究交流を行いました。LRMHでは、洞窟や石造文化財の生物劣化について先進的な研究活動をしていますが、木造建造物の保存も近年手がけており、生物劣化関係は3名の常勤の研究者により精力的な研究が進められています。この微生物部門の他に、洞窟壁画部門、壁画部門、木材建造物部門、石造文化財部門、コンクリート部門、金属部門、染飾品部門、ステンドグラス部門、分析部門などで多くの研究者が活動しています。東京文化財研究所が現在対象としている分野と非常に近い研究をしており、今後も関連する分野で活発に研究交流や情報交換を進めていければと思います。

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