文化財施設内の温湿度解析および建築部材内の熱・水分移動解析に関する研究会の開催

講演するアンドレアス、ニコライ研究員

 1月26日(火)に、標記の研究会を東京文化財研究所で開催いたしました。ドレスデン工科大学のグルネワルド教授、東文研の吉川氏からは、図書館内の環境評価とカビ発生リスクに関するシミュレーション解析、同大学のニコライ研究員からは、不飽和多孔質建築部材内の塩分移動と相変化に関するモデル化と数値解析、同大学のプラーゲ研究員からは、建築部材の水分特性の測定法というテーマで講演頂きました。本研究会では、環境解析を行うための解析手法、解析に必要となる建築部材の水分特性の測定法、および実際の建造物に適用した場合の解析事例などが総合的に紹介され、活発な意見交換がなされました。

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