Art news articlesの公開について

本文末尾の「(Japanese)」にて日本語の記事にリンクしている

 東京文化財研究所では、昭和11(1936)年より日本の美術界の活動を一年ごとにまとめた『日本美術年鑑』を刊行しております。同年鑑は「東京文化財研究所刊行物リポジトリ – 『日本美術年鑑』(リンク1)」から一冊ずつPDFファイルでダウンロードできますが、当研究所のウェブデータベースで掲載された情報を直接検索いただくこともできます。
 さて、同年鑑をもとに構築されたデータベースの一つである「美術界年史(彙報)データベース(リンク2)」は、昭和11(1936)年から現在に至るまでの美術界の動向を主要な展覧会や美術賞、美術館や文化財に関係する出来事から追うことのできる資料の一つです。この度、平成25(2013)年より共同研究を行っているイギリスのセインズベリー日本藝術研究所(Sainsbury Institute for the Study of Japanese Arts and Cultures; SISJAC)のご協力を得て、同研究所スタッフの林美和子氏に同データベースの平成25(2013)年、平成26(2014)年、平成27(2015)年分の記事を英語に翻訳いただき「Art news articles(リンク3)」として公開することができました。今後、翻訳の進捗に合わせて随時、データを追加して参ります。
 同データベースの英語訳は、これまでの日本の美術界の歩みを海外に伝える上で大きな助けとなるものです。しかしそれだけではなく新たな情報発信のためのボキャブラリーとしても大いに役立つと考えております。日本語と英語の記事の双方を容易に利用できるよう記事単位でリンクを作成しましたが、訳語の単位でも双方を連携できるような改修を検討しておりますので、継続的にご利用いただければ幸いです。

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