日本航空協会から科学雑誌資料等の寄贈と公開

寄贈に対する感謝状贈呈
このたび、一般財団法人日本航空協会(以下、日本航空協会)から、山崎好雄氏が収集した科学雑誌等、19,517冊をご寄贈いただきました。
山崎好雄氏(1903~1981年)は、戦前に東京帝国大学航空研究所に入所、その後文部省体育官をしながらグライダー設計・製作および普及・振興に携さわり、戦後は文部省事務官をする傍ら、模型飛行機の分野で活躍しました。
山崎氏は、航空機開発に関する資料を多岐にわたって収集されました。書類、図面、写真、模型飛行機の材料、そして主に大正・昭和初期の科学雑誌(航空雑誌も含む)などです。このたびご寄贈いただいた資料はこのうちの科学雑誌です。これらは保存状態も良く近代の文化遺産を調査・研究する上で貴重な資料です。
東京文化財研究所は2007年より日本航空協会と共同研究を行ってきました。このたびご寄贈いただいた資料を活用しながら、今後も近代の文化遺産の調査研究を進めていきます。
ご寄贈いただいた雑誌は、当研究所ウェブサイトから検索することができます(https://www.tobunken.go.jp/archives/)。資料閲覧室で実際に閲覧することも可能ですので、ぜひ多くの方にご活用いただければと思います。