ストライプハウス美術館 / ストライプハウスギャラリー旧蔵資料の目録公開


このたび、研究プロジェクト「近・現代美術に関する調査研究と資料集成」の一環で、「ストライプハウス美術館 / ストライプハウスギャラリー旧蔵資料」の目録をウェブサイトに公開しました。
ストライプハウス美術館は、昭和56(1981)年5月、写真家塚原琢哉と塚原操が、東京都港区六本木5丁目に設立した私設美術館で、現代美術を中心とする物故作家の全貌展や若手作家の個展を多く開催しました。また、作家の発掘に定評があり、美術作品の展覧会だけでなく、ミニライブ、一人芝居、落語会、朗読会などを定期的に開催したことでも知られています。平成12(2000)年に美術館が閉鎖したのち、平成13(2001)年12月からは、ストライプハウスビル3階でギャラリーを運営しています。今回、目録を公開した資料群は、平成22(2010)年ころに笹木繁男(1931-2024)の仲介で同ギャラリーから東京文化財研究所に寄贈されたもので、各イベントごと、あるいは各作家ごとにまとめた、およそ300通の封筒で構成されています。そのなかには記録写真やプレスリリースなども納められており、当時の新聞・雑誌などのメディアによる報道には記録されない、重要な事実を見出すこともできるでしょう。
研究プロジェクト「近・現代美術に関する調査研究と資料集成」では、日本の近・現代美術の作品や資料の調査研究を行い、これに基づき研究交流を推進し、併せて、現代美術に関する資料の効率的な収集と公開体制の構築も目指しております。この資料群は資料閲覧室で閲覧できますので、現代美術をはじめとする幅広い分野の研究課題の解決の糸口として、また新たな研究を創出する契機として、ご活用いただければ幸いです。
◆資料閲覧室利用案内
https://www.tobunken.go.jp/joho/japanese/library/library.html
アーカイブズ(文書)情報は、このページの下方に掲載されています。実際の資料は資料閲覧室でご覧いただけます(事前予約制)。
◆ストライプハウス美術館 / ストライプハウスギャラリー旧蔵資料
https://www.tobunken.go.jp/joho/japanese/library/pdf/archives_StripedHouseMuseumofArt.pdf