「文化財科学に関する日仏ワークショップ」の開催

シンポジウム後の集合写真

 文化財科学に関する議論及び今後の日仏間の研究交流の構築等を目的として、「文化財科学に関する日仏ワークショップ」と題したシンポジウムを令和6(2024)年3月13日に東京文化財研究所のセミナー室にて開催しました(共催:東京文化財研究所、在日フランス大使館、フランス博物館研究修復国立センター、 文化遺産科学財団)。
 シンポジウムのプログラムは、陶磁器、紙、木材、絵画、保存環境・持続可能な保存の5つのテーマ別セッションで構成しました。各トピックに関して、日仏からそれぞれ一人ずつの研究者にご講演いただいた後で質疑応答を行う形で進めました。そして、5つのセッションを終えた後の総合討議では、シンポジウムの内容の総括にとどまらず、文化財科学の今後の展望にまで及んだ活発な議論が行われました(参加者:61名(仏側の研究者8名))。
 さらに、翌14日には、シンポジウムでの発表者とモデレータを中心としたメンバーでクローズドの会議を開催し、文化財科学に関するこれからの日仏間の研究交流について実りの多いディスカッションを行うことができました。

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