中国新疆地区における遺跡の視察

 6月15日から6月20日まで、所長鈴木、副所長中野、管理部高栁、企画情報部勝木は、中国新疆地区における遺跡の視察を行いました。新疆は中国西北部に位置し、その土地の多くは砂漠です。かつてこの地にはさまざまなオアシス都市国家が栄えていました。今回視察した遺跡の多くはそのころにつくられたものです。
 今回、トルファンでは交河故城、ベゼクリク石窟、アスタナ古墳群、高昌故城を、クチャではスバシ仏教寺院遺跡、クムトラ石窟、キジル石窟を、そしてウルムチでは新疆ウイグル自治区博物館をそれぞれ視察しました。また各地で文化財保護の関係者とも交流する機会に恵まれました。短期間ながら、新疆地区における遺跡の保存状況を知り得たことはたいへん有意義でした。

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