第8回無形文化遺産部公開学術講座「昭和初期上方落語の口演記録」

第8回無形文化遺産部公開学術講座の案内

 無形文化遺産部では、昨年度に引き続き、所蔵資料を題材とした公開学術講座を開催しました。これまで研究目的で収集蓄積してきた資料の存在を、広く一般の方々にも知っていただくことを目的の一つとしています。
 今年はニットーの長時間レコードを取り上げました。ニットー(日東蓄音器株式会社)は大阪にあったレコード会社で、昭和初期(1920年代後半)に長時間レコードを発売していました。一般的なレコードとは異なる方式で録音されていたため、今日では容易に聴くことができません。
 ニットー長時間レコードには、戦前の上方を代表する落語家、初代桂春団治、二代目立花家花橘、二代目笑福亭枝鶴(五代目笑福亭松鶴)が吹き込みを行っていました。ニットー長時間レコードにしか収録されていない演目が含まれているばかりでなく、その出来栄えとしても非常に面白い口演が記録されていました。今回の学術講座では、可能な限り多くの時間を割いて、昭和初期の上方落語の名演を聴いていただきました。

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