研究所の業務の一部をご紹介します。各年度の活動を網羅的に記載する『年報』や、研究所の組織や年次計画にもとづいた研究活動を視覚的にわかりやすくお知らせする『概要』、そしてさまざまな研究活動と関連するニュースの中から、速報性と公共性の高い情報を記事にしてお知らせする『TOBUNKEN NEWS (東文研ニュース)』と合わせてご覧いだければ幸いです。なおタイトルの下線は、それぞれの部のイメージカラーを表しています。

東京文化財研究所 保存科学研究センター
文化財情報資料部 文化遺産国際協力センター
無形文化遺産部


3月施設訪問(1)

 中国陝西省歴史博物館及び東アジア文化遺産会議参加者16名
 3月3日に、中国陝西省歴史博物館研究員が当研究所の事業視察のため来訪、それに併せ当研究所で開催した東アジア文化遺産会議参加者とともに、4階保存修復科学センター化学実験室及び生物実験室、地階無形文化遺産部実演記録室、3階保存修復科学センター修復アトリエ、4階文化遺産国際協力センター資料閲覧室を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

3月施設訪問(2)

 インドネシア・ボロブドゥール遺産保存研究所技官およびタイ芸術局保存研究部門技官2名
 3月8日に、文化遺産国際協力センターとの間で行っている共同研究の一環として、インドネシア・ボロブドゥール遺産保存研究所およびタイ芸術局保存研究部門の技官が視察のため来訪、3階保存修復科学センター修復アトリエ、2階企画情報部資料閲覧室、地階保存修復科学センターX線撮影室、無形文化遺産部実演記録室を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

2月施設訪問

 ユネスコ国内委員会関係者ほか6名
 2月8日に、日本ユネスコ国内委員会の主催する研修事業にて招へいされた、中国・韓国・タイ・カンボジア・マレーシア各国のユネスコ国内委員会関係者が、無形文化遺産に係る当研究所の取り組みについて視察のため来訪、地階無形文化遺産部実演記録室、4階文化遺産国際協力センター、2階企画情報部資料閲覧室および1階ロビー企画展示を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

12月施設訪問

 モンゴル人研修生ほか6名 12月1日に、ACCU((財)ユネスコ・アジア文化センター)文化遺産保護協力事務所の主催する「文化遺産保護に資する研修2009(個人研修・モンゴル)(文化庁・東京文化財研究所・奈良文化財研究所との共催)」により招へいされたモンゴル人研修生3名が、研修の一環として、研究所の事業および施設を見学に来訪、4階文化遺産国際協力センター、保存修復科学センター化学実験室、3階保存修復科学センター金属アトリエ、2階企画情報部資料閲覧室、地階無形文化遺産部実演記録室を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

11月施設訪問

 文化庁主催 文化財行政講座受講生ほか 20名
 11月6日に、文化庁が主催する、都道府県および市(区)町村教育委員会等の文化財行政担当職員を対象とした講座において、文化財修復現場を見学することにより担当職員の資質の向上を図る目的で来訪し、井手企画渉外係員の概要説明ののち、4階保存修復科学センター化学実験室、3階保存修復科学センター修復アトリエ、2階資料閲覧室を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

10月施設訪問(1)

 台東区立御徒町台東中学校・柏葉中学校・上野中学校・忍岡中学校・浅草中学校・駒形中学校教諭8名
 10月1日に、台東区内の中学校教諭8名が、学校の授業へ活用するため、研究所の事業および施設を見学に来訪し、4階文化遺産国際協力センター、3階保存修復科学センター修復アトリエ、地階保存修復科学センターX線室および無形文化遺産部実演記録室、2階企画情報部資料閲覧室を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

10月施設訪問(2)

 武蔵野市なないち会23名
 10月5日に、保存・修復に関する実態を見聞・勉強し、文化財継承の重要性についての認識を深めるため来訪し、井手企画渉外係員の概要説明ののち、1階パネル展示、3階保存修復科学センター修復アトリエ、地階無形文化遺産部実演記録室および保存修復科学センターX線室を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

9月施設訪問

 台東区立御徒町台東中学校7名
 9月18日に、仕事の内容を知り、働くことの大切さを知るという主旨の「職場訪問学習」により来訪し、中野副所長の概要説明ののち、4階文化遺産国際協力センター、2階企画情報部資料閲覧室、地階無形文化遺産部実演記録室を見学し、それぞれの担当者が説明及び質疑応答を行いました。

8月施設訪問(1)

 株式会社山下設計4名
 8月10日に、株式会社山下設計4名が、海外での文化財保存・研究センター設計等の参考のため当研究所を来訪。東文研で行なわれている調査・研究について、地階無形文化遺産部実演記録室およびX線撮影室、3階保存修復科学センター修復アトリエ、4階保存修復科学センター分析科学研究室を見学し、それぞれの担当者が説明および質疑応答を行ないました。

8月施設訪問(2)

 文化庁次長ほか3名
 8月20日に、文化庁次長 合田氏ほか3名が概算要求事項にかかる現状視察のため来訪。東文研で行なわれている調査・研究および概算要求の主な概略について説明ののち、4階保存修復科学センター化学実験室・生物実験室、3階保存修復科学センター物理実験室を見学し、それぞれの担当者が説明および質疑応答を行ないました。

8月施設訪問(3)

 学習院女子大学大学院国際文化交流研究科8名ほか
 8月26日に、学習院女子大学大学院生8名が国際交流や文化事業を実施している諸団体の現場における実務の一端を学ぶため来訪。東文研で行なわれている調査・研究について、中野副所長より概要説明ののち、3階保存修復科学センター修復アトリエ、4階文化遺産国際協力センターを見学し、それぞれの担当者が説明および質疑応答を行ないました。

8月施設訪問(4)

 財務省主計局文部科学第5係主査ほか
 8月28日に、財務省主計局文部科学第5係主査 横江氏ほか1名が視察のため来訪。東文研で行なわれている調査・研究について、中野副所長より概要説明ののち、4階保存修復科学センター化学実験室・生物実験室、2階企画情報部ガラス乾板保管庫を見学し、それぞれの担当者が説明および質疑応答を行ないました。

7月施設訪問(1)

 中華人民共和国国家文物局人事部副部長5名ほか
 7月14日に、中華人民共和国国家文物局人事部副部長 黄元氏ほか4名が、文化庁の行う日中行政官交流のため来訪。東文研で行なわれている調査・研究について、4階保存修復科学センター分析科学研究室、3階保存修復科学センター修復アトリエ、地階無形文化遺産部実演記録室を見学し、それぞれの担当者が説明および質疑応答を行ないました。

7月施設訪問(2)

 文化庁文化財部美術学芸課美術館・歴史博物館室長ほか2名
 7月23日に、文化庁文化財部美術学芸課美術館・歴史博物館室長 高比良氏ほか2名が、概算要求事項にかかる現状視察のため来訪。4階文化遺産国際協力センター、保存修復科学センター化学実験室、生物実験室、3階保存修復科学センター物理実験室、2・3階サーバ室を見学し、それぞれの担当者が説明および質疑応答を行ないました。

7月施設訪問(3)

 独立行政法人国立文化財機構新任職員42名
 7月27~29日に、独立行政法人国立文化財機構新任職員研修会が地下会議室で開催され、接遇や法人全体の概要など多岐にわたる内容の講義が行われました。29日には理事講話として、鈴木所長より「文化財保護の理念と我々の立場」について、また中野副所長より東文研で行なわれている調査・研究業務についての概要説明がありました。視察については、28日に22名、29日に20名が、3階保存修復科学センター修復アトリエ、2階企画情報部資料閲覧室、地階無形文化遺産部実演記録室を見学し、それぞれの担当者が説明および質疑応答を行ないました。

国立文化財研究所(大韓民国)金奉建所長ほか2名来訪

東京文化財研究所・所長室にて
質疑応答
奈良文化財研究所都城発掘調査部
(飛鳥・藤原地区)にて

 国立文化財研究所(大韓民国)金奉建所長ほか2名
 平成21年5月13日(水)から20日(水)までの一週間、国立文化財研究所(大韓民国、韓文研)の金奉建所長、李奎植保存科学研究室長、研究企画課・李鍾勳学芸研究官の三名が東京文化財研究所の招へいにより来日、当研究所の事業などを視察されました。
 13日は4階文化遺産国際協力センター、3階保存修復科学センター修復アトリエ、2階企画情報部資料閲覧室、地階無形文化遺産部実演記録室について見学し、当研究所と同様に文化財保護研究を幅広く実施している韓文研の事例を交えながら、それぞれの担当者から説明および質疑応答を行いました。14日は奈良へ移動し、文化庁・奈良文化財研究所で行われている平城宮跡大極殿復元事業の視察、翌日は特別史跡・高松塚古墳の発掘現場や世界遺産・法隆寺の視察を行いました。
 翌週18日には大分県へ移動し、当研究所と韓文研の国際共同研究「文化財における環境汚染の影響と修復技術の開発研究」の日本側サイトである国宝・臼杵磨崖仏を訪問し、共同で実施している現地観測や実験について踏み込んだ議論を行いました。その後、19日は九州国立博物館のバックヤード等の視察を行い、20日午前、福岡空港発の大韓航空機にて無事帰国の途につかれました。
 短期間で数多くの視察地を訪れる非常にハードなスケジュールとなりましたが、金奉建所長は全ての視察地で強い興味を持ち、満足してお帰りになられました。
 また、国際共同研究についてもより緊密に行い、もっと発展させるべきだとの強いメッセージも頂きました。今後、両研究所の研究者による交流をさらに活発にし、良い研究成果を報告できるよう努力してまいりたいと考えています。

4月施設訪問

 文部科学省独立行政法人評価委員会委員2名ほか来訪
 4月9日に、文部科学省独立行政法人評価委員会委員が、視察のため訪問されました。東文研で行なわれている調査・研究について、地階無形文化遺産部実演記録室、3階保存修復科学センター第1修復実験室、4階保存修復科学センター生物科学研究室、文化遺産国際協力センター国際資料室および黒田記念館を見学し、それぞれの担当者が説明および質疑応答を行ないました。

3月施設訪問

 研究組織「歴史学的視角から分析する東アジアの都市問題と環境問題」22名
 3月16日に、同研究組織の共同研究者が、東アジアの文化財の調査・研究・保護および東京文化財研究所の現状についての視察のため来訪し、3階保存修復科学センター修復アトリエ、4階保存修復科学センター分析科学研究室および文化遺産国際協力センターについて見学。それぞれの担当者から説明を受け、質疑応答を行いました。

2月施設訪問

 東京学芸大学文化財科学専攻6名
 2月25日に、文化財の研究機関における分析の現場の視察のため来訪し、3階保存修復科学センター修復アトリエ、4階保存修復科学センター分析科学研究室について見学。それぞれの担当者から説明を受け、質疑応答を行いました。

12月施設訪問(1)

 東北芸術工芸大学6名
 12月4日に、文化財修復の取り組みについて視察のため来訪。2階企画情報部資料閲覧室および4階文化遺産国際協力センター研修室について見学。それぞれの担当者から説明を受け、質疑応答を行いました。

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