在外日本古美術品保存修復協力事業 絵画班現地調査

イェール大学美術館における調査
ブルックリン美術館における調査

 企画情報部は、保存修復科学センターの表題事業のうち、とくに絵画作品の修復について美術史的見地からの協力を行っています。今春のヨーロッパ調査に引き続き、企画情報部と保存修復科学センターならびに研究所外の方の協力も得て美術史と保存修復の専門家からなる調査チームを組織し、アメリカ東海岸の美術館にて修復候補作品を選定するための現地調査を行いました。9月11日にニューヘヴンのイェール大学美術館Yale University Art Galleryで、9月16日にニューヨークのブルックリン美術館Brooklyn Museumを訪問しましたが、両館ともに質の高い日本美術コレクションが形成されていることに驚かされました。今回はそのごく一部しか調査することはできませんでしたが、それでも南北朝時代から室町時代後期にかけての優秀な作例数件が、早急かつ本格的な修復を必要としている状況にあることがわかりました。今後は所蔵館と研究所との間で検討と協議を重ね、このうち数件を2009年度の本事業で修復する予定です。なお本調査の後、修復チームはカナダに立ち寄り、ビクトリア美術館Art Gallery of Greater Victoriaおよびバンクーバー博物館Vancouver Museumにて2008年度の修復候補作品についての追加調査を行いました。

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