アジャンター石窟壁画の保存修復に向けた調査研究事業に関する合意書の締結

アジャンター石窟外観
合意書調印式(ASI、ニューデリー)

 平成20年11月21日、インド・ニューデリーにおいて、東京文化財研究所とインド考古局(ASI)は、アジャンター石窟壁画の保存に向けた調査研究事業の合意書を締結しました。
 アジャンター石窟には、前期は紀元前1世紀から紀元後2世紀にかけて、後期は5世紀後半から6世紀にかけての貴重な仏教壁画が数多く残されています。しかしながら、岩盤自体の構造的な問題、雨期の大量の冠水による損傷、こうもりの排せつ物や煙によると考えられる黒色付着物などが原因で、劣化が進んだ状態にあります。
 このような問題に対処すべく、東京文化財研究所は、文化庁の委託による「文化遺産国際協力拠点交流事業」の枠組みにおいて、平成20年度から平成22年度にかけて、アジャンター第2窟及び第9窟を対象とした調査を実施します。保存修復のための技術および材料に関する知識、専門的技術、経験をインドと日本の専門家が交換・共有することで、双方の技術と能力の向上を目指します。

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