京の染織美展
1975年03月21日から4月13日まで、京都国立博物館において上記の特別展を京都市、京都商工会議所と共催で行った。
21日から4月13日まで、京都国立博物館において上記の特別展を京都市、京都商工会議所と共催で行った。
3月18日から4月29日まで、京都・醍醐寺に伝わる絵画、書跡、彫刻、工芸など密教美術の名品約90点を東京国立博物館で特別展示した。
奈良国立文化財研究所飛鳥資料館(奈良県高市郡明香村奥山)は昨年3月竣工、その後外構の工事を進めてきたが、3月15日に開館、16日より一般公開した。開館の特別展示として「仏教伝来―飛鳥への道」を開催した。
演劇、映画、文学、美術など10部門の芸術分野で、過去1年間に優れた業績を挙げた人たちに贈られる文部省の昭和49年度芸術選奨文部大臣賞と、同新人賞が14日決まった。文部大臣賞の美術部門は、日本画家小松均、版画家関野準一郎で、前者は最上川全域の景観を題材とする連作で現代の日本画の領域に新たな精気を吹き込んだこと、後者は、版画集「東海道五十三次」で、木版画のあらゆる技法を駆使して完成し、円熟した境地を示したことが授賞の対象となった。なお、新人賞は、イラストレーター安野光雅で、絵本「ABCの本―へそまがりのアルファベット」などで、自由奔放で独自な技量を発揮したことの理由による。
具象絵画の登竜門として知られる安井賞が決まり、4日東京池袋のレストランプリンセスで授賞式が行われた。授賞はつぎの通り、安井賞―八島正明「小使いさん」、佳作賞―麻田浩「原風景(重い旅)」。
彫刻家平櫛田中を記念して設立された平櫛田中記念会が、毎年彫刻の優秀作(木彫に比重を置いた)に対し贈っているもので、今回は木彫の最上寿之「コテンパン」に決定した。
老朽化と白アリの被害のため、昭和47年2月から解体修理が行なわれていた奈良法起寺三重塔は、このほど3年ぶりに修理が完了し、27日落慶法要が営まれた。
昭和44年度より現在までに購入し、寄贈をうけ、また文化庁より管理換えをうけた美術工芸品113件を同館において、18日から3月16日まで展示した。
日本画の新人登竜門として隔年に行われている山種美術館賞の受賞が10日発表された。授賞はつぎの通り、大賞―山の夜神楽・大森運夫、優秀賞―叢・牧進、童女図・堀泰明。
名古屋工大教授・内藤昌氏は静嘉堂文庫の池上家文書から天守指図を発見、考証の結果、なぞとされていた安土城天守閣の指図であることを解明、このほど天守閣復元図を完成させた。
奈良県明日香村の史跡・中尾山古墳を調査していた橿原考古学研究所は24日同古墳周囲が八角形に整備され、墳丘も八角形に築成されたものであることを確認した。
既成美術団体に所属しない画家たちによる都立新美術館問題対策協議会は、16日佐藤文男都教育長に対して新美術館の運営に関する7項目にわたる要求書を手渡した。
23日から12月17日まで奈良県立美術館において「初期南画の展開」をテーマとした展覧会が催された。
同市戸畑区の高見丘陵に地上4階、地下2階、延べ約1900平方メートル、4つの展示室と図書室、講堂ほかを備えて完成し、3日開館した。開館記念展として「中華人民共和国漢唐壁画」展を12月1日まで開催する。設計・磯崎新。
アメリカの特異な造形作家アンディ・ウォーホルのわが国における最初の個展が31日から11月12日まで大丸東京展で開催された。30日ウォーホルも来日した。
本年度の美術関係の文化勲賞受賞者に日本画家の杉山寧、橋本明治の二人と、文化功労者に仏教考古学の石田茂作が選ばれ、25日発表された。
美術評論家の故北川桃雄基金による第1回受賞は、大仏殿昭和大修理と、由水常雄の「ガラス工芸研究に対して」と決定、それぞれ賞金が贈られた。
群馬県による明治百年記念事業の一環で、高崎市岩鼻町にある“群馬の森”の中核として建設されたもので、17日開館した。開館記念展として、第一部門・湯浅一郎、山口薫、福沢一郎の作品展、第二部門・近代日本画秀作展を開催した。 設計は磯崎新、KK環境計画による。