名勝・史跡指定の答申

2018年11月

文化審議会は16日、甲府城跡(甲府市)等9件を史跡に、旧益習館庭園(兵庫県洲本市)を名勝に指定、会津飯盛山白虎隊士墳墓域(福島県会津若松市)等3件を登録記念物に登録、宇和海狩浜の段畑と農漁村景観(愛媛県西予市)を重要文化的景観に選定するよう柴山昌彦文部科学相に答申した。また登録有形文化財として、吉田五十八の設計による旧吉田茂邸サンルーム(神奈川県大磯町)等185件の建造物を登録することも求めた。 (English)

第40回サントリー学芸賞受賞者決定

2018年11月

第40回サントリー学芸賞(主催:サントリー文化財団)の受賞者が16日に発表、美術関係では芸術・文学部門で京谷啓徳(九州大学大学院准教授)の『凱旋門と活人画の風俗史 儚きスペクタクルの力』が受賞した。 (English)

日本芸術院新会員決定

2018年11月

日本芸術院(院長:黒井千次)は30日、芸術活動に顕著な功績があったとして新たに2名を同院新会員に選出したと発表、洋画の馬越陽子、評論・翻訳の芳賀徹が選ばれた。12月15日付で柴山昌彦文部科学相により発令された。 (English)

VOCA賞受賞者決定

2018年12月

平面美術の若手作家を奨励するVOCA賞の受賞者は「アテネ・長野・東京ノ壁ニアルデアロウ摸写」を制作した東城信之介に決定したことが19日に発表された。VOCA奨励賞は石場文子「2と3、もしくはそれ以外(祖母の家)」とチョン・ユギョン「Let’s all go to the celebration square of victory!」、佳作賞は遠藤薫「ウエス」と目「アクリルガス」、大原美術館賞は喜多村みか「TOPOS」がそれぞれ選ばれた。受賞作等を展示するVOCA展2019は2019年3月14日から3月30日まで東京都の上野の森美術館で開催された。 (English)

著作権等の保護期間延長

2018年12月

環太平洋地域の国々による経済の自由化を目的とした多角的な経済連携協定である環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(TPP11協定)の締結と、それに伴うTPP整備法による著作権法の改正により、30日付で著作権等の保護期間が著作権者の死後50年から70年へと延長された。 (English)

毎日芸術賞受賞者決定

2018年01月

芸術文化における優れた業績を顕彰する毎日芸術賞(主催:毎日新聞社)の第59回目の受賞者が1日に発表され、美術家・彫刻家の遠藤利克(埼玉県立近代美術館「遠藤利克展―聖性の考古学」に対して)が受賞した。 (English)

ジャポニスム2018の開催

2018年05月

2018年から19年にかけて、日仏友好160年を記念して日本文化を紹介する一大イベント「ジャポニスム2018 響きあう魂」がパリを中心にフランス各地で開かれ、その皮切りとして「teamLab:Au―delà des limites(境界のない世界)」展が15日より2018年9月9日までパリのラ・ヴィレット公園内の会場で開催された。この「ジャポニスム2018 響きあう魂」では日仏両政府合意の下、主に国際交流基金が中心となって美術や演劇、映画、食文化等を紹介する催しが開かれ、美術関係では上記展覧会の他、「深みへ 日本の美意識を求めて」展(2018年7月14日~2018年8月21日、ロスチャイルド館)や「若冲 <動植綵絵>を中心に」展(2018年9月15日~2018年10月14日、パリ市立プティ・パレ美術館)等が開催された。 (English)

国宝・重要文化財(建造物)指定の答申

2018年10月

文化審議会は19日、琉球王国の国王の陵墓である玉陵(那覇市)を国宝に、17世紀末から18世紀初めにかけて建造され、社殿の柱や壁を幾何学文様で飾った大前神社(栃木県真岡市)等8件の建造物を重要文化財に指定するよう柴山昌彦文部科学相に答申した。沖縄県内の建造物が国宝に指定されるのは初めて。 (English)

松方コレクションのモネ「睡蓮、柳の反映」発見

2018年02月

クロード・モネの連作「睡蓮」の中の一点で、実業家の松方幸次郎が収集した「睡蓮、柳の反映」がパリのルーヴル美術館で見つかったことを、国立西洋美術館が26日に発表した。同作品は1921年に松方がモネから直接購入したもので、2016年9月にルーヴル美術館内の倉庫部屋にて、木枠から外され筒状に巻かれた状態で発見された。その後フランス政府から松方家へ同作品は返還され、2017年11月に同家を通じて国立西洋美術館に寄贈。同美術館はその修復作業を行ない、2019年6月11日から9月23日に開催の「松方コレクション展」で公開した。 (English)

国宝・重要文化財(建造物)指定の答申

2018年05月

文化審議会は18日、伝統に近代的手法を巧みに融合させた昭和戦前期の和風建築として知られる旧遠山家住宅(埼玉県川島町)や旧川上家別邸(岐阜県各務原市)等、10件の建造物を重要文化財に指定するよう林芳正文部科学相に答申した。また「蔵の町」として知られる福島県喜多方市の小田付地区を重要伝統的建造物群保存地区に選定することも答申した。 (English)

日本イコモス賞2018・日本イコモス奨励賞2018受賞者決定

2018年10月

建造物、伝統的建造物群、文化的景観、遺跡である記念物と歴史風土の保存、保全、活用の振興を図る日本イコモス賞2018・日本イコモス奨励賞2018の受賞者が19日に発表され、松隈章(一般社団法人聴竹居倶楽部代表理事)が聴竹居の長年の保存活動と研究・著作実績に対して、加藤友規(植彌加藤造園株式会社代表取締役社長)が文化遺産としての日本庭園の保全研究とその活用についての現代的方策と実践に対して日本イコモス賞2018を、惠谷浩子(奈良文化財研究所文化遺産部景観研究室研究員)が文化的景観の調査研究・普及・保全に関する取り組みに対して日本イコモス奨励賞2018を受賞した。 (English)

芸術選奨文部科学大臣賞受賞者決定

2018年03月

文化庁は7日、2017年度の芸術選奨文部科学大臣賞と同新人賞の受賞者を発表した。芸術選奨文部科学大臣賞美術部門では美術家の杉戸洋(「杉戸洋 とんぼとのりしろ」展の成果に対して)、現代美術家の西野達(「西野達 in 別府」展他の成果に対して)、評論等の部門では美術史家、筑波大学特命教授の五十殿利治(『非常時のモダニズム』の成果に対して)、美術評論家の椹木野衣(『震美術論』の成果に対して)、メディア芸術部門ではアニメーション作家の山村浩二(「山村浩二 右目と左目でみる夢」の成果に対して)が受賞。同新人賞の美術部門ではアーティストの岩崎貴宏(「逆さにすれば、森」展の成果に対して)、芸術振興の部門ではNPO法人クリエイティブサポートレッツ代表理事の久保田翠(「表現未満、実験室」他の成果に対して)、メディア芸術部門ではアーティストの和田永(「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」の成果に対して)が受賞した。 (English)

文化財保護法改正の成立

2018年06月

「文化財保護法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案」が、国会での審議を経て1日に成立、8日に公布された。過疎化や少子高齢化等により文化財の継承の基盤であるコミュニティーが脆弱化し、その減失や散逸の防止といった喫緊の課題をふまえたもので、①地域における文化財の総合的な保存・活用、②個々の文化財の確実な継承に向けた保存活用制度の見直し、③地方における文化財保護行政に係る制度の見直し、の三点が位置付けられた。これにより、都道府県は文化財の保存活用に係る総合的な施策の大綱を策定し、それを勘案して市町村は文化財保護活用地域計画を作成して国の認定を申請できることとなったほか、これまで地方公共団体の教育委員会が所管していた文化財保護の事務を条例により地方公共団体の長が担当できるようになった。 (English)

文化勲章受章者、文化功労者決定

2018年10月

政府は26日、2018年度の文化勲章受章者5名と文化功労者20名を決定した。美術関係では、技術的に難しいとされる象嵌技法を広い面に展開する面象嵌に発展させ、陶芸に新しい可能性を切り開いた陶芸家の今井政之が文化勲章受章者に、斬新な散らし書きが伝統の品格と現代の造形感覚を兼ね備え、高く評価された書家の井茂圭洞、「建築を軽く」という方法論で注目を集め、日本各地でプロジェクトを展開し、現代建築の発展に寄与した建築家の伊東豊雄、地域創生に至るアートプロジェクトという前人未到の領域で第一人者として活躍するアートディレクターの北川フラムが文化功労者に選ばれた。 (English)

国宝・重要文化財指定の答申

2018年03月

文化審議会は9日、紙本著色日月四季山水図・六曲屏風(大阪・天野山金剛寺)、木造千手観音立像・蓮華王院本堂安置(京都・妙法院)、木造四天王立像(奈良・興福寺)、紺紙金字大宝積経巻第三十二・高麗国金字大蔵経(京都国立博物館)、菅浦文書・菅浦与大浦下庄堺絵図(滋賀・須賀神社)の5件を国宝に、キトラ古墳(奈良県明日香村)の彩色壁画等50件を重要文化財に指定するよう林芳正文部科学相に答申した。あわせて岸田日出刀の設計によるモダニズム建築の旧東照宮宝物館(栃木県日光市)等196件の建造物を登録有形文化財にするよう答申した。 (English)

名古屋城本丸御殿の復元

2018年06月

第二次世界大戦の空襲で焼失し、名古屋市が2009年より復元を進めてきた名古屋城本丸御殿(総面積3100平方メートル)が完成し、4日、内覧会が催された(一般公開は8日から)。復元に際しては木造で往時の姿を忠実に再現する技術を凝らし、狩野貞信や探幽といった狩野派の絵師による障壁画は、現存する襖等や焼失以前に撮影されたガラス乾板写真をもとに復元模写が行なわれた。 (English)

第30回倫雅美術奨励賞受賞者決定

2018年10月

優れた美術評論や美術史の研究を顕彰する倫雅美術奨励賞(主催:公益信託倫雅美術奨励基金)の第30回目の受賞者が発表され、美術史研究部門は「没後40年 幻の画家不染鉄」展の企画及び図録中の論文を担当した松川綾子(奈良県立美術館学芸員)、美術評論部門は「戦後美術の現在形 池田龍雄展 楕円幻想」の企画及び図録中の論文を担当した喜夛孝臣(練馬区立美術館学芸員)が選ばれた。 (English)

文化庁メディア芸術祭、受賞作品決定

2018年03月

文化庁は16日、国内外の優れた映像作品などを表彰する第21回文化庁メディア芸術祭の受賞作品を発表した。アート部門はチュニジアのヘイサム・ザカリアによる映像インスタレーション「Interstices/OpusⅠ―OpusⅡ」、エンターテインメント部門は『人〓いの大鷲トリコ』開発チーム(代表:上田文人)のゲーム「人〓いの大鷲トリコ」、アニメーション部門は片渕須直の劇場アニメーション「この世界の片隅に」、マンガ部門は池辺葵の「ねぇ、ママ」がそれぞれ大賞を受賞した。 (English)

名勝・史跡指定の答申

2018年06月

文化審議会は15日、新津油田金津鉱場跡(新潟市)等9件を史跡に、白山公園(新潟市)等4件を名勝に指定、絲原氏庭園(島根県奥出雲町)を登録記念物に登録、「伊庭内湖の農村景観」(滋賀県東近江市)および「北大東島の燐鉱山由来の文化的景観」(沖縄県北大東島)を重要文化的景観に選定するよう林芳正文部科学相に答申した。 (English)

第43回木村伊兵衛写真賞受賞者決定

2018年03月

写真家木村伊兵衛の業績を記念し、優れた新人写真家に贈られる木村伊兵衛写真賞(主催:朝日新聞社、朝日新聞出版)の第43回目の受賞者が16日に発表され、小松浩子と藤岡亜弥に決定した。対象作は小松が展示「人格的自律処理」他、藤岡が写真集『川はゆく』他。 (English)

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