中尾山古墳は八角形古墳

1974年12月

奈良県明日香村の史跡・中尾山古墳を調査していた橿原考古学研究所は24日同古墳周囲が八角形に整備され、墳丘も八角形に築成されたものであることを確認した。

安土城天守閣の全容解明

1974年12月

名古屋工大教授・内藤昌氏は静嘉堂文庫の池上家文書から天守指図を発見、考証の結果、なぞとされていた安土城天守閣の指図であることを解明、このほど天守閣復元図を完成させた。 

初期南画展

1974年11月

23日から12月17日まで奈良県立美術館において「初期南画の展開」をテーマとした展覧会が催された。

新都美術館運営について要求書

1974年12月

既成美術団体に所属しない画家たちによる都立新美術館問題対策協議会は、16日佐藤文男都教育長に対して新美術館の運営に関する7項目にわたる要求書を手渡した。

アンディウォーホル展

1974年10月

アメリカの特異な造形作家アンディ・ウォーホルのわが国における最初の個展が31日から11月12日まで大丸東京展で開催された。30日ウォーホルも来日した。

北九州市立美術館開館

1974年11月

同市戸畑区の高見丘陵に地上4階、地下2階、延べ約1900平方メートル、4つの展示室と図書室、講堂ほかを備えて完成し、3日開館した。開館記念展として「中華人民共和国漢唐壁画」展を12月1日まで開催する。設計・磯崎新。

北川桃雄賞

1974年10月

美術評論家の故北川桃雄基金による第1回受賞は、大仏殿昭和大修理と、由水常雄の「ガラス工芸研究に対して」と決定、それぞれ賞金が贈られた。

神々の美術展

1974年10月

京都国立博物館は10日から11月10日まで、神道関係美術の特別展を開き、絵画・彫刻・書跡・工芸177件を展示した。

群馬県立近代美術館の開館

1974年10月

群馬県による明治百年記念事業の一環で、高崎市岩鼻町にある“群馬の森”の中核として建設されたもので、17日開館した。開館記念展として、第一部門・湯浅一郎、山口薫福沢一郎の作品展、第二部門・近代日本画秀作展を開催した。 設計は磯崎新、KK環境計画による。

絵巻展

1974年10月

東京国立博物館では10日から11月24日まで絵巻の特別展を開いた。わが国の主要作品に加え、クリーヴランド美術館からも2件が出品され、平安時代末期から近代に至る絵巻物の代表作125件が内容別に展示され、好評を博した。

銅鐸鋳型発見

1974年09月

今月末、大阪府茨木市の東奈良遺跡で銅鐸鋳型が原型のまま発掘された。同遺跡からは去年11月、鋳型の破片が発掘され、さらに今年5月には銅戈の鋳型片、ふいごの部分などが発掘されている。

沖縄の工芸展

1974年10月

京都国立近代美術館は1日から11月17日まで15世紀以降の沖縄の染織、陶磁、漆器の展観を行った。

第18回シェル美術賞

1974年08月

“絵画における写実の意味の再認識”をテーマに、約5百名、1千点の応募作品を審査の結果、つぎの受賞者がこのほど決まった。1等=高村登志夫「絵画B、C」・2等=斉藤吾朗「記念撮影その1、3」・3等=松井和弘、井上徹雄、田崎徹。

「ヨーロッパ絵画名作展」

1974年09月

ドイツ民主共和国との国交樹立を記念してドレスデン国立美術館所蔵品による「ヨーロッパ絵画名作展」が国立西洋美術館で21日より11月24日まで開催された。

京の社寺名宝展

1974年08月

京都国立博物館はその創立85周年記念展「京の社寺名宝展」を開き、24日から9月23日まで京都の社寺の所蔵する名宝約135点(国宝54件、重文78件を含む)が公開展示された。

法隆寺宝物館記念展示

1974年08月

昭和39年9月に開館した東京国立博物館法隆寺宝物館が開館10周年をむかえ、記念展示を行い、「48体仏」「聖徳太子・二王子画像」「聖徳太子絵伝」などの品々を19日から10月6日まで公開した。

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