「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」、世界遺産に決定

2018年06月

世界遺産一覧表への登録の可否を事前に審査する国連教育科学文化機関(ユネスコUNESCO)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモスICOMOS)は5月、日本政府が推薦していた「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県、熊本県)について、世界遺産一覧表への登録を勧告した。これを受けて6月30日、バーレーンの首都マナマで開催されていたユネスコの第42回世界遺産委員会で、文化遺産として世界遺産一覧表に登録することが決定した。 (English)

第37回土門拳賞受賞者決定

2018年03月

前年に優れた成果を挙げた写真家に贈られる土門拳賞(主催:毎日新聞社)の第37回受賞者が潮田登久子に決定したことが16日に発表された。受賞対象は写真集『本の景色 BIBLIOTHECA』。 (English)

文化財活用センターの開設

2018年07月

国立文化財機構に1日、文化財活用センター(センター長:旭充)が開設された。文化財の積極的な活用を打ち出した文化審議会の答申を受けて設置されたもので、企画、貸与促進、保存、デジタル資源の4事業を通して国内の有形文化財の活用を目指す。 (English)

中之島香雪美術館開館

2018年03月

朝日新聞社の創業者である村山龍平が収集した日本・東洋古美術品を所蔵する公益財団法人香雪美術館は開館45周年を記念し、神戸市東灘区御影の本館に次ぐ中之島香雪美術館(大阪市北区中之島)を21日にオープンした。大阪のビジネス街にある中之島フェスティバルタワー・ウエストの4階に位置し、重要文化財の旧村山家住宅に建つ茶室玄庵を再現した中之島玄庵や、創業者の生涯を紹介する村山龍平記念室が設けられている。開館記念展として「珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~」が、3月21日から2019年2月11日にかけて5期にわたりテーマ別に開催された。 (English)

「特別展 縄文 1万年の美の鼓動」の開催

2018年07月

3日より東京国立博物館で「特別展 縄文 1万年の美の鼓動」が開催された(9月2日まで)。日本のもの作りの源流として、縄文時代の土器や石器、土偶等のダイナミックな造形美に焦点をあてた展覧会で、火焔型土器や土偶「縄文のビーナス」といった国宝指定の出土品全6件を展示、また同時期の世界各地の土器も併せて展示し縄文土器の独創性をうかがうコーナーも設けた。 (English)

日本芸術院賞受賞者決定

2018年03月

日本芸術院(院長:黒井千次)は22 日、2017年度の芸術院賞受賞者を発表した。第一部(美術)で田渕俊夫(日本画、再興第100回院展出品作「渦潮」に対して)、第二部(文芸)で芳賀徹(評論・翻訳、『文明としての徳川日本 一六〇三―一八五三年』に対して)が恩賜賞・日本芸術院賞を、第一部(美術)で湯山俊久(洋画、改組新第3回日展出品作「l’Aube(夜明け)」に対して)、三田村有純(工芸、改組新第3回日展出品作「月の光 その先に」)、土橋靖子(書、改組新第4回日展出品作「かつしかの里」に対して)が日本芸術院賞を受賞した。 (English)

第13回西洋美術振興財団賞受賞者決定

2018年07月

西洋美術の理解や研究発表などに貢献した展覧会に携わった個人・団体を顕彰する西洋美術振興財団賞の第13回目の受賞者が決定した。個人に贈られる学術賞は平野到・埼玉県立近代美術館学芸主幹(「ディエゴ・リベラの時代 メキシコの夢とともに」展に対して)、安井裕雄・三菱一号館美術館学芸グループ副グループ長(「ルドン・秘密の花園」展に対して)が、団体に贈られる文化振興賞は「クラーナハ展 500年後の誘惑」(国立西洋美術館)他への調査研究助成、出版援助、国際交流援助による研究振興に功績のあった公益財団法人鹿島美術財団が受賞した。 (English)

平成30年度文化庁予算決定

2018年03月

平成30年度国家予算が28日、成立した。文化庁予算は1077億2900万円となり前年度より3.3%、34億5700万円の増額となった。Ⅰ.文化芸術の創造・発展と人材育成、Ⅱ.かけがえのない文化財の保存、活用及び継承等、Ⅲ.文化資源を生かした社会的・経済的価値の創出、Ⅳ.日本ブランド向上に向けた多彩な文化芸術の発信、Ⅴ.文化発信を支える基盤の整備・充実の5つを柱とし、美術に関する主な新規項目として、Ⅲの「アート市場活性化事業」に5000万円が計上された。 (English)

第30回世界文化賞受賞者決定

2018年07月

世界の優れた芸術家を顕彰する高松宮殿下記念世界文化賞(主催:公益財団法人日本美術協会)の第30回受賞者が11日発表された。美術関係では、絵画部門で、国際的な前衛美術集団コブラ(CoBrA、1948~51年)で活躍、書道の影響を受けた自由な筆さばきと、アクリル絵の具の乾きやすい特性を生かし、自身の内面を大胆に表現するベルギーの現代美術家ピエール・アレシンスキー、彫刻部門で、水を用いた人工霧による「霧の彫刻」を1970年の大阪万国博覧会で初めて発表し、以来、世界各地で霧を使ったインスタレーションやパフォーマンス、環境彫刻等80作品以上を手がけ、“霧のアーティスト”として世界的に知られる中谷芙二子、建築部門で、フランスの“音楽都市”で一躍有名になり、福岡市のネクサス集合住宅等が高く評価されるフランスの建築家・都市計画家のクリスチャン・ド・ポルザンパルクが受賞した。 (English)

国立映画アーカイブの設置

2018年04月

東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターは1日、独立行政法人国立美術館の映画専門機関である国立映画アーカイブ(館長:岡島尚志)となった。これは他の国立美術館と同格の機関とした改組で、日本の映画文化振興のためのナショナルセンターとして一層の機能強化を進めることとなった。 (English)

人間国宝認定の答申

2018年07月

文化審議会は20日、人間国宝の父康孝に師事し、伝統技法を習得、染色に適した生地や型紙の和紙、のり等に徹底してこだわり“連子柄”に代表される精緻な文様を実現した江戸小紋の小宮康正、沈金の前大峰と蒔絵の松田権六から指導を受け、創意工夫を加えて技を磨き、沈金象嵌の技法等を効果的に織り交ぜて表現の可能性を広げた沈金の山岸一男を含む3名を、新たに重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定するよう林芳正文部科学相に答申した。 (English)

「リーディング・ミュージアム」構想

2018年04月

文化庁は17日、未来投資会議構造改革徹底推進会合「地域経済・インフラ」(中小企業・観光・スポーツ・文化等)第4回会合に「アート市場の活性化に向けて」と題する資料を提出した。その中で言及された「リーディング・ミュージアム」の構想をめぐり、美術館は市場への関与を目的とした活動を行なうべきではないとして6月19日に全国美術館会議が声明を出すなど、美術界で大きな波紋を呼んだ。 (English)

登録有形文化財登録の答申

2018年07月

文化審議会は20日、ヨーロッパ中世の町家風に和風の表現を加味した万平ホテルアルプス館(長野県北佐久郡軽井沢町)や、1955年の建設時には東洋一の支間長を誇った大規模鋼橋の西海橋(長崎県佐世保市、西海市)等、209件の建造物を新たに登録有形文化財にするよう林芳正文部科学相に答申した。 (English)

第7回東山魁夷記念日経日本画大賞決定

2018年04月

日本画家東山魁夷の業績を称え、次代を担う日本画家を表彰するために創設された東山魁夷記念日経日本画大賞の第7回大賞受賞作に浅見貴子の「桜木影向図」が選出、23日に発表された。同受賞作を含む入選作による展覧会は、5月18日から28日まで上野の森美術館で開催された。 (English)

第29回平櫛田中賞受賞者決定

2018年07月

日本の彫刻界の振興と平櫛田中の業績の後世への継承を期して設けられた平櫛田中賞(主催:岡山県井原市)の第29回目の受賞者は岩間弘に決定したことが27日に発表された。造形の本格的な展開を試み、持続的な意志をもって彫刻とは何かを問い続けてきた姿勢が評価された。 (English)

「建築の日本展 その遺伝子のもたらすもの」の開催

2018年04月

25日より六本木ヒルズの森美術館で「建築の日本展 その遺伝子のもたらすもの」が開催された(9月17日まで)。世界で注目される日本の現代建築が古代以来の伝統的建築から脈々と受け継いできたものを探る内容で、建築資料や模型、体験型インスタレーション等の展示を通して、縄文時代の住居から最新の建築案に至るまでの100プロジェクトを紹介した。 (English)

ヤノベケンジ「サン・チャイルド」の撤去決定

2018年08月

福島市が教育文化複合施設こむこむ館前に設置し、3日に除幕式を行なった現代美術家ヤノベケンジの作品「サン・チャイルド」(高さ約6.2m)が批判を受け、28日に木幡浩市長が記者会見で像を撤去する方針を明らかにした。同作品は東日本大震災を契機に2011年に制作された防護服姿の子供の立像で、原子力災害のない世界や希望を表現したものだったが、東京電力福島第1原発事故の風評被害を助長する等の批判が相次ぎ、撤去となった。作者も合意のもと、9月18日より撤去作業が行なわれた。 (English)

読売あをによし賞受賞者決定

2018年05月

保存科学・修復の現場で優れた業績をあげた個人・団体を顕彰する読売あをによし賞(主催:読売新聞社、特別協力:文化財保存修復学会)の第12回目の受賞者として、本賞に菅笠をはじめとする伝統的な菅細工の製作技術を継承してきた深江菅細工保存会(島谷真由美会長、大阪市東成区)、奨励賞に高級畳の材料として知られる大分県国東地方の七島藺の存続を図るために活動しているくにさき七島藺振興会(林浩昭会長、大分県国東市)、特別賞に古代日本の中心だった奈良県飛鳥地方等に残る歴史遺産の保存、活用に取り組む公益財団法人古都飛鳥保存財団(和田林道宜理事長、奈良県明日香村)が決定した。 (English)

「1968年 激動の時代の芸術」展の開催

2018年09月

19日より千葉市美術館で「1968年 激動の時代の芸術」展が開催された。全共闘運動やベトナム反戦運動の盛り上がりで社会が騒然とし、アングラ、カウンターカルチャーのような過激でエキセントリックな文化が花開いた1968年前後に焦点をあて、その時代の前衛芸術運動と社会背景を約400点の作品・資料によって展観。赤坂にオープンしたアンダーグラウンド・ディスコMUGENのライトショーを再現するなど、当時の熱気を伝える試みもなされた。同展は北九州市立美術館分館(12月1日~2019年1月27日)、静岡県立美術館(2019年2月10日~3月24日)に巡回した。 (English)

朝日賞受賞者決定

2018年01月

2017年度朝日賞(主催:朝日新聞文化財団)の受賞者が決定した。美術関係ではアートディレクターの北川フラムが「里山や島々を舞台にした芸術祭での地域・文化の活性化」により受賞した。 (English)

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