名古屋城本丸御殿の復元
2018年06月第二次世界大戦の空襲で焼失し、名古屋市が2009年より復元を進めてきた名古屋城本丸御殿(総面積3100平方メートル)が完成し、4日、内覧会が催された(一般公開は8日から)。復元に際しては木造で往時の姿を忠実に再現する技術を凝らし、狩野貞信や探幽といった狩野派の絵師による障壁画は、現存する襖等や焼失以前に撮影されたガラス乾板写真をもとに復元模写が行なわれた。
第二次世界大戦の空襲で焼失し、名古屋市が2009年より復元を進めてきた名古屋城本丸御殿(総面積3100平方メートル)が完成し、4日、内覧会が催された(一般公開は8日から)。復元に際しては木造で往時の姿を忠実に再現する技術を凝らし、狩野貞信や探幽といった狩野派の絵師による障壁画は、現存する襖等や焼失以前に撮影されたガラス乾板写真をもとに復元模写が行なわれた。
優れた美術評論や美術史の研究を顕彰する倫雅美術奨励賞(主催:公益信託倫雅美術奨励基金)の第30回目の受賞者が発表され、美術史研究部門は「没後40年 幻の画家不染鉄」展の企画及び図録中の論文を担当した松川綾子(奈良県立美術館学芸員)、美術評論部門は「戦後美術の現在形 池田龍雄展 楕円幻想」の企画及び図録中の論文を担当した喜夛孝臣(練馬区立美術館学芸員)が選ばれた。