第30回世界文化賞受賞者決定

記事番号:05396
年月:2018年07月

世界の優れた芸術家を顕彰する高松宮殿下記念世界文化賞(主催:公益財団法人日本美術協会)の第30回受賞者が11日発表された。美術関係では、絵画部門で、国際的な前衛美術集団コブラ(CoBrA、1948~51年)で活躍、書道の影響を受けた自由な筆さばきと、アクリル絵の具の乾きやすい特性を生かし、自身の内面を大胆に表現するベルギーの現代美術家ピエール・アレシンスキー、彫刻部門で、水を用いた人工霧による「霧の彫刻」を1970年の大阪万国博覧会で初めて発表し、以来、世界各地で霧を使ったインスタレーションやパフォーマンス、環境彫刻等80作品以上を手がけ、“霧のアーティスト”として世界的に知られる中谷芙二子、建築部門で、フランスの“音楽都市”で一躍有名になり、福岡市のネクサス集合住宅等が高く評価されるフランスの建築家・都市計画家のクリスチャン・ド・ポルザンパルクが受賞した。

登録日: 2022年08月16日
更新日: 2022年08月16日 (更新履歴)
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