ヤノベケンジ「サン・チャイルド」の撤去決定

記事番号:05400
年月:2018年08月

福島市が教育文化複合施設こむこむ館前に設置し、3日に除幕式を行なった現代美術家ヤノベケンジの作品「サン・チャイルド」(高さ約6.2m)が批判を受け、28日に木幡浩市長が記者会見で像を撤去する方針を明らかにした。同作品は東日本大震災を契機に2011年に制作された防護服姿の子供の立像で、原子力災害のない世界や希望を表現したものだったが、東京電力福島第1原発事故の風評被害を助長する等の批判が相次ぎ、撤去となった。作者も合意のもと、9月18日より撤去作業が行なわれた。

登録日: 2022年08月16日
更新日: 2022年08月16日 (更新履歴)
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