毎日出版文化賞受賞
1968年10月22回毎日出版文化賞が31日に発表された。昭和42年8月1日から43年8月31日までの間に刊行された出版物中から選ばれたもので美術関係は求竜堂刊行の尾川宏著「紙のフォルム」に与えられた。
22回毎日出版文化賞が31日に発表された。昭和42年8月1日から43年8月31日までの間に刊行された出版物中から選ばれたもので美術関係は求竜堂刊行の尾川宏著「紙のフォルム」に与えられた。
オランダ絵画の黄金時代の画家61人の作品を集めて19日から12月22日まで東京国立西洋美術館で開かれた。主催はオランダ文化省・同館・読売新聞社で油彩、水彩、デッサン、版画など125点。
22日平等院鳳凰堂の南北両面の扉絵四面の模写が完成し、原画は収蔵庫に保管されることになった。
43年度の文化勲章と文化功労者が25日の閣議で決った。4人の文化勲章受賞者のうち美術関係者は陶芸家の浜田庄司、日本画の堅山南風。7人の文化功労者のうちでは日本画の小野竹喬、書道の鈴木翠軒。
4日から23日まで渋谷西武デパートで19世紀末の曲線装飾に特色のあるアール・ヌーヴォー展を開催。当時の家具、食器、ポスターなど陳列。主催は毎日新聞社。
東京上野の国立博物館の敷地内に表慶館と相対して3年前から建築中の国立東洋美術館(谷口吉郎設計)が完成して12日より開館し、東洋古美術展を開催した。
神戸市、日本美術館企画協議会、朝日新聞社主催のビェンナーレ形式の第1回野外彫刻展が1日より11月10日まで須磨離宮公園で開かれた。出品者は招待制で今年の課題は「夜(光)と彫刻」「風と彫刻」「水と彫刻」で33名の作家が出品し、会場構成大高正人、照明藤本久徳が担当し、大賞は飯田善国の「ミラー・オン・ザ・コンストラクション」に与えられた。
万博美術館展示用の日本側委員会の作成した海外作品リスト189点の原案について11カ国から招いた美術専門家による第一回国際会議が1日から東京・経団連会館で開かれて、日本側の名品主義に対する各国の批判がジャーナリズムを騒がした。
24日京都市教王護国寺で開催中の「東寺秋の秘法展」に出品中の国宝・兜跋毘沙門天像が左手に持っている宝塔(木製、高さ15センチ)が盗難にあった。宝塔そのものは江戸時代の作品らしく指定はされていない。
東京国立近代美術館では明治100年を記念して、7日から10月27日までこの一世紀間の日本と西洋美術の相互影響の軌跡とその諸相を一堂に集めて陳列し展観に供した。海外からの出品も約70点あり、近年とみに興味を惹いている国際的文化交流の実質を明らかにする記念すべき展覧会であった。
古代コロンビア黄金製装身具、人面など160点を13日より東京日本橋高島屋を皮切りに大阪そごう、名古屋名鉄、広島福屋など10月27日まで開催された。
ユネスコが東洋文化の組織的研究の第一歩として日本を対象とする「現代芸術への日本の貢献」をテーマに一流専門家を集めて国際的な視野から研究討議を行なった。今回は文学、音楽、建築、演劇の四部門で日本と海外から各4人、計32人で24日から29日まで東京プリンスホテルで(1)「近代および現代の日本および西欧の文化の歴史的背景」、(2)「最近100年間の日本と西欧の芸術的関係」を討議。28日から30日まで京都国際会館で(2)の継続と(3)「日本および西欧における芸術発展の動向」を討議した。建築部門の出席者は村松貞次郎、浜口隆一、前川国男、丹下健三、ジェームズ・M・リチャーズ(英)、フルフトッド・ロス(スイス)、シャロット・ペリアン(仏)。
7月から9月にかけてイタリヤのベーシャで開かれていた第2回国際版画展で、国画会々員天野邦弘、一陽会々員野間佳子の二人が受賞した。
本年歿したレオナルド・藤田嗣治の国際的な回顧展が朝日新聞社の主催で東京・セントラル美術館(7日―10月20日)、京都市美術館(10月24日~11月24日)で開かれた。藤田は近代日本ではじめて国際的な評価をえた作家であったが、1910年の初期の作品から晩年の作品まで122点を展示し、とくにランスのフジタの礼拝堂作品のカラー写真による紹介も行なわれた。
7月7日から8月25日まで、国立西洋美術館主催により、同館で開催された。パリのブールデル美術館所蔵のブロンズ、絵画、デッサンに国内のものを加えた計129点が展示された。
宮城県玉造郡岩出山町川北の横穴古墳群を同町教育委員会、宮城教育大、東北学院大などが調査中であったが29日までに1,000基以上の、日本では最大の古墳群であることが判明した。古墳は6・7世紀(奈良時代後期)のもので出土品の金鍍金した耳飾り、耳栓、刀をつる道具、須恵器などから見て土着の豪族の墓と推定されている。
20世紀の美術に大きな影響を与えたアフリカ黒人芸術が、アフリカ協会、朝日新聞社主催で5月31日から6月11日まで、コートジボアール共和国国立アビジャン博物館収蔵の彫刻を中心に200点余が新宿・小田急百貨店で紹介された。
6月15日文部省外局として文化庁が新しく発足し、その初代長官には今日出海が任命され、文相及び同長官の諮問機関として、文化財保護審議会が設置された。同日附で次の委員が発令された。石田茂作、稲田清助、田中一松、谷口吉郎、久松潜一。
(7月6日―8月4日・神奈川県立近代美術館)カタログ、文献、写真などによる近代日本美術の資料展が開かれた。
(5月3日―6月19日)東京渋谷・西武百貨店(6月22日―8月4日)京都国立近代美術館(京都国立近代美術館・読売新聞社共催)歿後50年を記念して開催され、ルーブル美術館所蔵を中心に油絵、彫刻など60点が陳列された。