- 本データベースは東京文化財研究所刊行の『日本美術年鑑』に掲載された彙報・年史記事を網羅したものです。
- 現在、2019年/平成31(令和元)年まで公開しています。(記事件数
5,450 件)
2019年03月 文化庁は1日、国内外の優れた映像作品などを表彰する第22回文化庁メディア芸術祭の受賞作品を発表した。アート部門は日本の古舘健によるサウンドインスタレーション「Pulses/Grains/Phase/Moiré」、エンターテインメント部門は日本の「チコちゃんに叱られる!」制作チームによるテレビ番組「チコちゃんに叱られる!」、アニメーション部門はフランスのBoris LABBÉの短編アニメーション「La Chute」、マンガ部門は韓国のBoichiによる「ORIGIN」がそれぞれ大賞を受賞した。 (English)
2019年06月 東京・丸の内の出光美術館は24日、米国の実業家で長年江戸絵画を中心に収集を続けてきたジョー・プライス夫妻のコレクションのうち、マス目状の画面に動植物を色鮮やかに描いた伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」等190件を21日付で購入したと発表した。同夫妻は高齢等を理由に、コレクションの一部を日本へ引き継ぐことを希望していた。 (English)
2019年11月 文化審議会は15日、国宝「金錯銘鉄剣」が出土した稲荷山古墳を含む埼玉古墳群(埼玉県行田市)を特別史跡に、国内最古の旧石器時代の人骨が見つかった白保竿根田原洞穴遺跡(沖縄県石垣市)等15件を史跡に、明治時代末期に造られた須藤氏庭園(青森県弘前市)等4件を名勝に指定、江戸時代に整備された水路を現在まで保つ長峯氏庭園(長野市)等5件を登録記念物に登録するよう萩生田光一文部科学相に答申した。また登録有形文化財として、国内現存最古級の鋼製アーチ橋である十綱橋(福島市)等133件の建造物を登録することも求めた。 (English)
2019年03月 政府・文化庁は3日、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした文化プログラムの中核的事業である「日本博」の旗揚げ式を、東京千代田区の国立劇場で開催した。「日本人と自然」という総合テーマの下に、美術・文化財、メディア芸術等の分野にわたり、縄文時代から現代まで続く日本の美を国内外に発信しようとするもので、2020年を中心とした期間で幅広く展開することとなった。 (English)
2019年06月 東京・竹橋の東京国立近代美術館は24日、日本画家鏑木清方の代表作「築地明石町」(1927年作)を収蔵したと発表した。同作品は1927年の帝展で帝国美術院賞を受賞、戦後も美術展に度々出品され、71年には郵便切手の図案に採用されるなど広く親しまれたが、75年の展覧会を最後に所在不明となっていた。同館が6月に都内の画商から、三部作として制作された「新富町」「浜町河岸」とともに購入、収蔵へと至ったもので、同館にて11月1日から12月15日まで一般公開された。 (English)
2019年11月 日本芸術院(院長:黒井千次)は29日、芸術活動に顕著な功績があったとして新たに7名を同院新会員に選出したと発表、美術関係では工芸の春山文典、書の黒田賢一が選ばれた。12月15日付で萩生田光一文部科学相により発令された。 (English)
2019年03月 建築界のノーベル賞と称され、優れた建築家に毎年贈られるプリツカー賞受賞者に磯崎新が選ばれたことを、主催団体の米ハイアット財団が5日発表した。東洋と西洋の文化を融合し、欧米の建築デザインに大きな影響を与えたことが評価された。 (English)
2019年07月 世界遺産一覧表への登録の可否を事前に審査する国連教育科学文化機関(ユネスコUNESCO)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモスICOMOS)は5月、日本政府が推薦していた「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府)について、世界遺産一覧表への登録を勧告した。これを受けて7月6日、アゼルバイジャンの首都バクーで開催されていたユネスコの第43回世界遺産委員会で、文化遺産として世界遺産一覧表に登録することが決定した。 (English)
2019年12月 平面美術の若手作家を奨励するVOCA賞の受賞者は「Remove」を制作したNerholに決定したことが19日に発表された。VOCA奨励賞は菅実花「A Happy Birthday,#selfiewithme」と李晶玉「Olym‐pia 2020」、佳作賞は黒宮菜菜「Image―終わりし道の標べに」と宮本華子「白が消えていく。―Mein Tagebuch―」、大原美術館賞は浅野友理子「くちあけ」がそれぞれ選ばれた。受賞作等を展示するVOCA展2020は2020年3月12日から3月27日まで東京都の上野の森美術館で開催された。 (English)
2019年03月 文化庁は6日、2018年度の芸術選奨文部科学大臣賞と同新人賞の受賞者を発表した。芸術選奨文部科学大臣賞の美術部門では美術家の小沢剛(「不完全―パラレルな美術史」展他の成果に対して)、美術家の内藤礼(「内藤礼―明るい地上には あなたの姿が見える」展の成果に対して)、芸術振興の部門ではグラフィックデザイナーの佐藤卓(「デザインあ展 in TOKYO」他の成果に対して)、評論等の部門では造形作家・批評家の岡﨑乾二郎(『抽象の力 近代芸術の解析』の成果に対して)、メディア芸術部門では漫画家の荒木飛呂彦(「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」他の成果に対して)が受賞。同新人賞の美術部門では建築家の石上純也(ボタニカルガーデンビオトープ「水庭」の成果に対して)、評論等の部門では大阪市立大学教授の菅原真弓(『月岡芳年伝 幕末明治のはざまに』の成果に対して)が受賞した。 (English)
2019年07月 西洋美術の理解や研究発表などに貢献した展覧会に携わった個人・団体を顕彰する西洋美術振興財団賞の第14回目の受賞者が決定した。個人に贈られる学術賞は関昭郎・東京都庭園美術館事業企画係長(「エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し」に対して、肩書は展覧会開催時)、村上博哉・国立西洋美術館副館長兼学芸課長(「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」に対して)が、団体に贈られる文化振興賞は2000年に開設した印刷博物館での継続的で質の高い展示活動を行なってきた凸版印刷株式会社が受賞した。 (English)
2019年12月 文化庁は23日、「世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画」を策定、公表した。2019年4月に発生したパリ・ノートルダム大聖堂での火災や同年10月31日に発生した首里城(那覇市)での火災を受けた対応で、世界遺産または国宝(建造物)、国宝・重要文化財(美術工芸品)を保管する博物館等を重点整備対象とし、総合的・計画的な防火対策を2024年度までに進める計画を策定したもの。 (English)
2019年03月 スウェーデンのハッセルブラッド財団は8日、写真分野において顕著な功績をあげた人物に贈るハッセルブラッド国際写真賞を写真家の森山大道に贈ることを決定した。 (English)
2019年07月 文化審議会は19日、戦後の高度成長期に赤羽台団地(東京都北区)に建てられ、特徴的な外観から「スターハウス」と呼ばれた住宅棟等、196件の建造物を新たに登録有形文化財にするよう柴山昌彦文部科学相に答申した。 (English)
2019年03月 中国北宋時代の画家、李公麟の「五馬図巻」が約80年ぶりに発見、東京国立博物館に寄贈されていたことが明らかになった。同作品は中国の歴代皇帝が愛蔵、昭和初期に日本へもたらされ、1928年に開催された「唐宋元明名画展覧会」に出品、30年に実業家の末延道成が購入するも、戦後は行方が分からなくなっていた。国内で発見され、2017年度に東京国立博物館に寄贈、同館では19年1月より開催の「特別展 顔真卿 王羲之を超えた名筆」で展示、3月には板倉聖哲編『李公麟 五馬図』(羽鳥書店)で原寸図版によりその全貌が紹介された。 (English)
2019年08月 愛知県内で8月1日~10月14日開催の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」(会場:愛知芸術文化センター)が、展示内容に対する抗議を受けて8月3日に中止となった。同展は政治的な理由等から過去、展示に際し規制を受けた作品によって構成され、昭和天皇を題材とした大浦信行の「遠近を抱えて」や元従軍慰安婦を象徴したキム・ソギョン/キム・ウンソンの「平和の少女像」等を展示、これに対し脅迫を含む多数の抗議電話やファクス、メールがあり、来場者や関係者の安全を考慮して中止の措置がとられたもの。この中止判断に抗議するかたちで、海外作家を中心に自身の芸術祭への展示を中止・変更するケースが相次ぎ、表現の自由をめぐって大きな論議を巻き起こした。その後同展の実行委員会が展示再開を求める仮処分を名古屋地裁に申し立て、芸術祭実行委員と合意の上、「あいちトリエンナーレ2019」閉幕前の10月8日~14日に再開となった。 (English)
2019年03月 文化審議会は18日、キトラ古墳壁画(文部科学省)、木造五智如来坐像(京都・安祥寺)、木造薬師如来立像、木造伝衆宝王菩薩立像、木造伝獅子吼菩薩立像、木造伝大自在王菩薩立像、木造二天王立像(以上、奈良・唐招提寺)を国宝に、銅置物「十二の鷹」(東京国立近代美術館)等41件を重要文化財に指定するよう柴山昌彦文部科学相に答申した。あわせて昭和初期の気風を伝える近代ビルディングの旧九段会館(東京都)等153件の建造物、および旧仙台高等工業学校建築学科で集められた教育・研究資料等2件の美術工芸品(歴史資料)を登録有形文化財にするよう求めた。 (English)
2019年09月 世界各国の博物館関係者が一堂に会し、博物館が抱える課題や役割等について話し合う国際博物館会議(ICOM)の第25回大会が日本で初めて、国立京都国際会館を主会場に1日から7日まで開催、120の国と地域から4590名の参加者を迎え、日本博物館史上最大規模の国際会議となった。「文化をつなぐミュージアム 伝統を未来へ」をテーマに4つのプレナリーセッション(全体会合)と30の国際委員会等のセッションが行なわれ、ICOM日本委員会が提案した「ICOMコミュニティへのアジアの融合」と「『文化をつなぐミュージアム』の理念の徹底」が大会決議として採択された。 (English)
2019年01月 芸術文化における優れた業績を顕彰する毎日芸術賞(主催:毎日新聞社)の第60回目の受賞者が1日に発表され、美術Ⅰ部門(絵画・彫刻・工芸・グラフィック)で現代美術家の内藤礼(個展「内藤礼―明るい地上には あなたの姿が見える」に対して)が受賞した。 (English)