李公麟「五馬図巻」の発見

記事番号:05420
年月:2019年03月

中国北宋時代の画家、李公麟の「五馬図巻」が約80年ぶりに発見、東京国立博物館に寄贈されていたことが明らかになった。同作品は中国の歴代皇帝が愛蔵、昭和初期に日本へもたらされ、1928年に開催された「唐宋元明名画展覧会」に出品、30年に実業家の末延道成が購入するも、戦後は行方が分からなくなっていた。国内で発見され、2017年度に東京国立博物館に寄贈、同館では19年1月より開催の「特別展 顔真卿 王羲之を超えた名筆」で展示、3月には板倉聖哲編『李公麟 五馬図』(羽鳥書店)で原寸図版によりその全貌が紹介された。

登録日: 2023年09月07日
更新日: 2023年09月07日 (更新履歴)
to page top