平城宮に新宮殿跡発見
1968年02月文化財保護委員会は3日、昨11月より続けてきた第44次調査によってこれまで1キロメートル四方と考えられていた宮城跡が東側に250メートルほど張り出しており、ここには東宮御所があったという調査結果を発表した。これは国道24号バイパス予定地を越えた地域であるために、再び路線変更問題がぶり返されることになった。
文化財保護委員会は3日、昨11月より続けてきた第44次調査によってこれまで1キロメートル四方と考えられていた宮城跡が東側に250メートルほど張り出しており、ここには東宮御所があったという調査結果を発表した。これは国道24号バイパス予定地を越えた地域であるために、再び路線変更問題がぶり返されることになった。
明治100年記念事業の一つとして企画された特別展で、東京では2月10日より3月24日迄東京国立博物館に於て開かれた。同館で昨年開かれた江戸美術展と密接な結びつきをもち、明治期の絵画、彫刻、工芸、書の各部分にわたる代表作の410点を綜合的に陳列した。 また京都市立美術館でも記念事業として明治期の日本画、洋画約150点を展示した。
昭和42年度第38回朝日文化賞は「仏像の起源にいたる仏教美術史の研究」により高田修(東京国立文化財研究所美術部長)が受賞した。
昭和42年度文部省買上作品は3日の選考委員会で次の8点と決定した。 「女優」橋本明治 「北辺」小野具定 「水辺暁」小林巣居人 「オリーヴと海」佐竹徳 「連帯」坂本善三 「噴水とマヌカン」織田広喜 「緑と赤」高井貞二 「風神」大内青圃
第9回毎日芸術賞(昭和42年度)は、文学、美術、舞踊、音楽、写真の五部門に贈られ、美術部門では「右卿書作展」により書家手島右卿が受賞した(賞金各20万円)。なお、大賞は該当者なしと決定した。