上海戦線記念絵画製作
上海軍報導部では部長木村大佐、金子少佐等の肝煎りで、支那事変記念画を作製することとなり、衛生上等兵として服務中の長坂春雄の斡旋により、同人を初め中村研一、小磯良平、江藤純平、柏原覚太郎、向井潤吉、朝井閑右衛門、南正善、鈴木栄二郎(軍属服務中)及び脇田和の十名を製作者に選定して事業に着手した。此等の画家達は軍の委嘱により五月上旬上海に至り、戦線を視察の上夫々部署を定めて仕事に取りかゝつた。いづれも二百号の油絵とする筈である。
登録日: 2014年04月14日更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)