京都日本画家意見書提出 

記事番号:00077
年月:1936年06月

京都在住の竹内栖鳳一門に属する堂本印象、石崎光瑶、小野竹喬中村大三郎金島桂華、山口華揚、福田恵一森守明、池田遥村の九名は、六月十三日夜竹内邸に集合協議した結果、平生文相の試案に賛成して之を支持することに決し、同夜左の如き意見書を文相宛に電送、京都画壇多数の態度を明かにした。 「意見書 六月四日帝国美術院会員各分科別懇談会に於ける閣下の御説明の要旨は現下の我美術界の円満解決への為の深甚なる御考慮が窺はれ吾々一同厚く感謝する所以であります、固より細部に亙つては尚考慮すべき個所もあることと思ひますが其の本幹に於いて賛意を表するものであります、庶幾くば閣下並に帝国美術院諸先生の善処に依り一刻も早く明朗なる美術界の出現を念願するものであります。 竹杖会、青甲社、西村塾、堂本塾、中村塾、石崎塾(以上三百三十七名)

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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