靉光
前衛絵画運動の中で特異な画風を持つていた美術文化協会々員靉光は1月19日上海に於て戦病死した。享年40。本名を石村日郎、画名を靉川光郎、靉光といい、明治40年広島県に生れた。大正14年頃より太平洋画会研究所に学び、二科会、1930年協会、独立美術協会等に出品、昭和15年に美術文化協会、同17年に新人画会結成後は主要メンバーとして活躍した。始めは明朗な画風を持つていたが、次第に幻怪なものとなつて行つた。代表作に「ライオン」「目のある風景」「牡牛」「黒い蝶」「自画像」等がある。
出 典:『日本美術年鑑』昭和22~26年版(131頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2024年11月01日 (更新履歴)
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例)「靉光」『日本美術年鑑』昭和22~26年版(131頁)
例)「靉光 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8682.html(閲覧日 2025-01-25)
例)「靉光」『日本美術年鑑』昭和22~26年版(131頁)
例)「靉光 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8682.html(閲覧日 2025-01-25)
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- ■美術界年史(彙報)
- 1999年09月 1930年代をみなおす二つの展覧会開催
- 2007年03月 「生誕100年 靉光」展開催
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