西八郎
自由美術協会会員の洋画家西八郎は、5月11日肝硬変のため東京立川市の川野病院で死去した。享年50。1929(昭和4)年10月24日京都府舞鶴市に生まれ、46年大阪市立美術研究所油画部に学ぶ、49年第13回自由美術展に「若い男」を初出品、以後没年まで同展に制作発表し、57年自由美術会会員となる。65年と73年に安井賞展出品、67年第1回靉光賞受賞、71年現代の幻想絵画展(朝日新聞社主催)に出品、翌72年から新鋭選抜展(三越)に出品し3回優秀賞を受ける。74年から77年まで雷典に毎年出品、また、同59年の夢土画廊を最初に、日本画廊(同69、70、78年)、ギャラリーヤエス(73年)などで個展を開催した。自由美術展への出品作に「人」(29回)「陽影の風景」(31回)「食卓」(32回)「冬」(35回)「群れ」(39回)「森」(40回)「森の貌」(41回)などがある。
出 典:『日本美術年鑑』昭和55年版(278頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「西八郎」『日本美術年鑑』昭和55年版(278頁)
例)「西八郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9650.html(閲覧日 2024-12-05)
例)「西八郎」『日本美術年鑑』昭和55年版(278頁)
例)「西八郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9650.html(閲覧日 2024-12-05)