中尊寺遺体調査開始

1950年03月

朝日新聞社文化事業団は、中尊寺藤原清衡、基衡、秀衡三代の遺体を調査し保存措置を講ずるため学術調査団を組織して現地に派遣、二十三日調査を開始した。

一九四九年選抜第一回秀作展開催

1950年03月

昨年度の各種展覧会に公表されたものの中から秀作、問題作として話題を投げたものばかりを約一三〇点選び三日より日本橋三越において展観した。

現代美術展の出品画焼失

1950年02月

文部省主催現代美術展の出品画が二七日朝運搬途中路上で焼失した。通行人の煙草の火が原因らしいとされた。絵は森田沙伊「カナリヤ」等四点。

上村松園とその芸術展開催

1950年02月

毎日新聞社主催により二二日より日本橋高島屋で松園の初期より晩年に至る代表的作品を百十数点が展観された。女史の全貌を知るにたる意義ある陳列であつた。

夏島貝塚を試掘

1950年02月

縄文文化研究の資料として戦前から注目されていた横須賀追浜の夏島貝塚は総司令部ダウンズ中尉の協力により明大考古学教室の手で二〇・二一両日にわたり試掘された。

国宝長楽寺焼失

1950年02月

一二日千葉県印旛郡大森町国宝長楽寺観音堂から出火、同建物を全焼した。

湯島聖堂の孔子像盗まる

1950年02月

湯島聖堂内大成殿孔子廟から大正天皇御下賜の孔子像二体が九日窃取され、数日後国電内で発見された。

九室会再発足

1950年01月

戦前一時中断されていた二科会の前衛派集団九室会が再組織され、機関誌「ニユーアート」を発刊する。

日月社結成

1950年01月

伊東深水の青衿会、児玉希望の国風会は発展的解消を遂げ、伊東、児玉両名を顧問に両塾の代表作家ならびに各方面の同志を会員として日月社が結成された。

幼児画家の個展

1950年01月

六歳の西田絃、四歳の矢野目清彦らが個展をひらき街の話題となつた。

現代美術自選代表作十五人展ひらく

1950年01月

読売新聞社主催により日本の現代絵画を鳥瞰する意味で選ばれた梅原、安井ほか十五作家による展覧会が一六日より高島屋に開催された。

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