文化庁長官に河合隼雄京都大学名誉教授就任

2002年01月

ユング派心理学の第一人者として京都大学教授などをへて、平成7年から13年まで国際日本文化センター所長を務め、平成12年には文化功労者に選出された河合隼雄は、1月18日付けで文化庁長官に起用された。民間出身の文化庁長官は、初代の今日出海、7代目の三浦朱門以来3人目となる。

第43回毎日芸術賞受賞者決定

2002年01月

優れた芸術活動をした個人、団体に贈られる同賞の今年度の受賞者が決定した。美術関係では、建築家六角鬼丈(「感覚ミュージアム」の設計に対して)、書家大井錦亭(「錦亭の書の世界」展に対して)、また特別賞には美術家新宮晋(環境彫刻「ウインドキャラバン」に対して)が選ばれた。1月25日、東京会館で贈呈式が行なわれた。

「未完の世紀:20世紀美術がのこすもの」展開催

2002年01月

東京国立近代美術館本館のリニューアル・オープンを記念した展覧会が、1月6日より開催された。内容は、「1 文明と美術 1900年代」、「2 芸術家の近代 1910-20年代」、「3 都市空間の成立 1920-30年代」、「4 戦時と『戦後』の美術 1940-50年代」、「5 文明の反ユートピア 1950年代」、「6 加速する社会と芸術 1960年代」、「7 人間と物質 1970年代以降」、「8 芸術と歴史」の8部によって構成され、20世紀の日本の近代美術を391点の出品作品により概観した展覧となった。(会期、3月10日まで。) 

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