ジャパンスタイル展
1980年03月工業製品から日用品まで今日の日本文化のありのままを提示したジャパン・スタイル展が、日本の国際交流基金とビクトリア・アンド・アルバート美術館の共催で、12日から7月20日までロンドンで開かれ、大きな反響を呼んだ。
工業製品から日用品まで今日の日本文化のありのままを提示したジャパン・スタイル展が、日本の国際交流基金とビクトリア・アンド・アルバート美術館の共催で、12日から7月20日までロンドンで開かれ、大きな反響を呼んだ。
第23回安井賞には堀江優「ペテロ」が選ばれ、馬越陽子「生命の歩み“遥”」が佳作賞となった。
日本芸術院は4日、1979年度の恩賜賞、芸術院賞を発表した。第一部の美術部門受賞者は、浜田台児(日本画、’78年日展「女弁護士」に対し)、西山真一(洋画、’78年日展「六月の頃」に対し)、佐藤助雄(彫刻、’78年グループ絆展「振向く」に対し)、新開寛山(陶芸、’78年作「玄鳥」に対し)、白井晟一(建築、「親和銀行本店」の建築設計に対し)の5名であった。
熊本県は21日、ロダン作「接吻」等3点を2億3千5百万円で購入、28日には’82年秋に美術館開館を控えた埼玉県が、マイヨール、マンズーの彫刻2点を2億円、また3月3日には岐阜県(’82秋美術館開館)がルノアール作「泉」を2億8千万円で購入と、高価な名作購入が相次いだ。
27日、稲荷山古墳出土の鉄剣の研ぎ出しが終わり、金文字が浮かび上がった。
近代日本画の鬼才速水御舟の代表作と素描200余点を集め、9日から3月23日まで京都国立近代美術館で速水御舟展が開催された。
世界の民芸品・美術品の蒐集家河村幸次郎(目黒区在住)は、14日、市制90周年を記念し美術館建設計画を進めている郷里の下関に、コレクションを寄贈した。
1979年度朝日賞が1日発表され、美術関係では小松茂美(「平家納経の研究」の完成を含む古筆研究大系化の業績に対して)が受賞した。
東邦生命元会長太田清蔵が蒐集した、約1万2千点の浮世絵を収めた浮世絵専門の太田記念美術館(渋谷区神宮前1―10―10)が、13日原宿に開館した。
東洋陶磁の宝庫として去就の注目されていた安宅コレクションは、大阪府へ寄贈されることが、19日決定した。
1979年度毎日芸術賞受賞者が1日発表され、美術部門賞を多田美波「極」(第1回ヘンリー・ムア大賞展)「Chiaroscuro」(第8回現代日本彫刻展)が受賞した。