昭和63年度芸術選奨
第39回の芸術選奨の受賞者が、21日文化庁から発表された。美術関係では、文部大臣賞に洋画家西村竜介(個展「水の抒情詩」でフランスの古城を題材に日本的詩情を豊かに表現した)、建築家篠原一男(「東京工業大学百年記念館」の設計で、工学的な機能と感性的な性能を見事に融合した)、美術評論家田中日佐夫(評伝『竹内栖鳳』は豊富な資料を駆使してこの画家の人と芸術と時代を浮き彫りにした労作)が選ばれ、また文部大臣新人賞に、染織作家草間喆雄(個展「ナイト・ランドスケープ」は、二重織の独自な技法を駆使した作品)が選ばれた。授賞式は、3月22日、東京上野の日本芸術院会館で行われた。
登録日: 2014年04月14日更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)