院展彫塑部解散
日本美術院彫塑部の同人、新海竹蔵、山本豊市、関谷充、桜井祐一、千野茂の五氏はこのほど美術院に離脱届を提出した。これは、この数年院展彫塑部内にあった石井派と新海派の芸術主張の対立、派閥闘争の結果とみられる。5氏の離脱届を受け取った日本美術院では理事会を開き”ことここにおよんだ責任は他の彫塑部同人も負わねばならない”との結論を出し、存続を主張する石井鶴三を説得して13日彫塑部の解散を決議、14日発表した。
登録日: 2014年04月11日更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)