横須賀美術館開館
2007年に市制施行100周年を迎えた横須賀市がその記念事業として準備を進めてきた横須賀美術館(神奈川県横須賀市鴨居4-1、島田章三館長)が28日に開館した。山本理顕の設計になり、地下2階、地上2階、延床面積約1万2000平方メートル。環境と融合した美術館活動が目指された開放的な空間で、屋上庭園から建物後方の山と海が一望できる。横須賀ゆかりの作家、海を描いた作品、日本近現代美術を概観できる作品を収集対象とし、地元ゆかりの画家朝井閑右衛門の遺作が1996年に一括して寄贈されたことが美術館設置の契機となったのを記念して朝井閑右衛門記念室が設けられ、また、1998年にやはりゆかりの挿絵作家谷内六郎の作品が多数寄贈されたことからそれらの作品を常設展示する谷内六郎館も併設された。開館記念展は「近代日本美術を俯瞰する」展(28日から7月8日まで)。
登録日: 2014年04月14日更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)