川崎市民ミュージアム、東高現代美術館オープン

記事番号:03865
年月:1988年11月

従来の観賞形式主体の美術館の概念をこえた新傾向の施設として、博物館、映像センター、イベント空間などの機能も備えた川崎市民ミュージアム(川崎市中原区等々力3049-1)が、1日開館した。等々力緑地内に総事業費約150億円を投じ、菊竹清訓設計、延床面積1952㎡、地上3階・地下1階の建物は、展示、学習、研究の3部門に分かれている。作品収集も、川崎市に関する考古・民俗・歴史資料や、写真・ビデオ・映画・漫画など現代社会の文化を総合的に捉えようとする方針がとられており、ユニークな活動が各方面から注目を集めている。 また最新の現代アートを紹介する美術館として、株式会社東高ハウスの設立になる東高現代美術館(東京都港区北青山3-5-28)が、8日開館した。ロフト感覚をとり入れた館内には音響設備も設置され、新しいタイプの美術館として注目されている。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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