高村光太郎賞設定

記事番号:01927
年月:1957年09月

高村光太郎記念会では、一〇日新しく高村光太郎賞を設定することを発表した。これは毎年彫刻と詩の二部門で優秀作品を発表した作家各一名におくられるもので、第一回は来年三月一三日故人の誕生日に発表され、れんぎようを愛好したことにより「連翹忌」と名づけた命日の四月二日に授賞が行われる。賞は「針は天極をさすいくら回されても」と刻まれた光太郎の木彫を原型にした盆と、副賞一〇万円で、賞金は遺族の提供した高村光太郎全集の印税約二〇〇万円の全額があてられる。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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