工芸作家日展不参加決議

記事番号:01043
年月:1948年09月

日展反対の動きが工芸作家の中にも起り、山鹿清華、楠部弥一ら京都工芸作家審議委員会が不出品を決議したのを始め、東京でも岩田藤七香取正彦北原千鹿高村豊周山崎覚太郎ら出品依嘱者、前審査員等三六名によつて今年度日展に不参加の決議がなされ、一四日共同声明を発表した。官展そのものに対する非難ではなく、芸術院の美術行政に対する反対が理由で、東京・京都・金沢・富山・新潟など全国主要作家が多数参加して大きな影響を生んだ。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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