「模型千円札事件」の画家に懲役求刑

記事番号:02678
年月:1966年11月

個展の案内状などに使うため、千円札の模造品を作ったとして通貨・証券模造取締法違反で起訴された画家・赤瀬川原平(本名・克彦)ら3被告の求刑公判は、21日東京地裁刑事十三部(堀義次裁判長)で開かれ、北村検事は「どこで使用されてもわからないほど実物に似ている。芸術家の表現の自由にも限界がある」と赤瀬川被告に懲役6カ月、2人の印刷業者にそれぞれ懲役4カ月を求刑した。(詳細は「美術手帖」42年1月号参照)

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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