青竜社の解散

記事番号:02645
年月:1966年05月

去る4月10日死去した川端竜子が主宰していた日本画団体「青竜社」が解散した。昭和4年会場芸術の旗幟を掲げて結成した青竜社は、37年間続いた有力在野団体であったが、3年前すでに明らかにされていた「青竜展の名は自分一代かぎりで、死んだら墓の中へ持っていく」という竜子の宣言を尊重し、その遺志に従ったもので、関係者の解散式は故人の三十五日に当たる14日に行われ、正式な解散日は、京都・大丸で開かれている「春の青竜展」が幕をおろした15日となった。なお青竜社解散時最後の構成員は、社人21名、社友17名、社子43名であった。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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