第1回現代日本彫刻展

記事番号:02606
年月:1965年10月

宇部市野外彫刻美術館では1日より31日まで第1回現代日本彫刻展(毎日新聞社、宇部市、日本美術館協議会主催、宇部興産株式会社協賛)を開催した。同展は2年毎に常盤公園の広大な緑地にその年度の秀作を集めて彫刻の現況を展望させようというもので、今回は土方定一柳原義達大高正人ら評論家、彫刻家、建築家10名からなる審査選定委員によつて、昨年1年間と今年前半期に発表された作品のなかから選定して招待展の形がとられた。招待作は44作家の50点が選ばれ本会場に展示された。そのなかから審査の結果、大賞(宇部興産賞)が江口週(無所属)の木彫「砂上櫓」に与えられたのをはじめ主催者や協賛者からの8つの賞が与えられ、日本では珍しい大規模な野外彫刻展として注目された。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top