春陽会提案 

記事番号:00106
年月:1936年06月

去る六月二十四日の洋画団体代表懇談会で今秋の文展案に不賛成の意を表した春陽会では、二十九日午後足立源一郎木村荘八中川一政石井鶴三の四委員が文相官邸を訪問し、秘書官を通じて文相宛左の如き覚え書を提出した。 一、帝国美術院をアカデミーとすべし。(美術行政に携らず) 一、文部省は主要民間美術団体を公認し之を夫々新人展と認め奨励補助すべし(奨励補助金、作品買上) 一、各団体代表より成る委員会を組織し諸般の協議に当らしむべし(政府展委員銓衡、買上品選定、各団体新会員銓衡)

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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