秀作美術展

1966年01月

新春恒例の朝日新聞社主催1965年第17回秀作美術展が4日から6日間、日本橋三越で開かれた。この展覧会は同年度(日展からは前年度)1年間に開かれた各展覧会や個展で発表された作品の中から9人の選考委員が優秀作また問題作として選んだもので、日本画、洋画、版画、彫刻77点が出陳された。今回は特に在外作家の作品が数多く選ばれていることが注目された。昭和25年以来連続して開かれたこの展覧会は今回で打ち切られることになった。

朝日文化賞決定

1966年01月

昭和4年創設以来、文化、社会奉仕、体育の分野で各年度のすぐれた業績に対して贈られてきている朝日賞の40年度(第36回)文化部門の受賞者が決定、朝日新聞社から3日発表された。文化賞は7件で、美術関係では、日本芸術院会員矢代幸雄の「日本美術についての広範な啓発活動につくした業績」に対して贈られた。

毎日芸術賞決定

1966年01月

昭和40年度第7回毎日芸術賞受賞者が1日発表されたが、今回は美術部門の該当者がなく、ただ関係したもので写真の岩宮武二が、写真集「京」「大和の石仏」(淡交社刊)の業績で受賞した。

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