「運慶流」展開催

記事番号:04954
年月:2008年11月

鎌倉時代後期以降、当時西国とされた山陰、九州地方で仏師運慶の一門が活躍したことに注目し、33点の作品によってその意味を再考する「運慶流」展が山口県立博物館で11日から開催された(12月21日まで)。戦が神仏の戦いでもあった中世の信仰のあり方を背景に、蒙古襲来や南北朝の争乱で実際の戦地となった山口・九州で運慶の後裔たちの様式が好まれた理由を探ろうとする意欲的な試みとなった。同展は、09年1月1日から2月15日まで佐賀県立美術館に巡回した。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top